産業保健「OHMEチャート」公開
2022-12-13 10:00:01

産業保健を変革する「OHMEチャート」がついにテスト公開!中小企業への支援が急務

産業保健の課題を解決する「OHMEチャート」の登場



日本の中小企業を元気にする取り組みとして、産業医・産業保健師支援システム「OHMEチャート」がテスト公開されました。今や、健康管理は企業にとって重要な課題ですが、実際に活動している産業医は登録者数の半分以下という現実があります。特に、医療と産業保健を両立する「かけ持ち産業医」の活動が制限されているため、効果的なサービスが十分に提供できていないのが実情です。

現状の産業医制度とその課題



日本では、産業医の登録者数は約10万人にのぼりますが、実際に企業で活動しているのはその半分にも満たないと言われています。その主な原因として、嘱託産業医が多くの場合、開業医としての業務に追われ、活動が難しいことが挙げられます。このような背景から、企業の健康ニーズに応じたサービス提供が進まない状態が続いています。また、従業員数50人未満の事業所では産業医に関する義務がないため、十分な健康管理が行われていない事業所が多いのが現状です。

「OHMEチャート」の機能と意義



「OHMEチャート」は、産業医と産業保健師の業務支援のために開発されたシステムです。このシステムは、クラウドベースのカルテと実務支援を組み合わせており、医療従事者がより多くの事業所で活動できるようサポートします。富田氏が代表を務める株式会社セイルズは、この「OHMEチャート」を利用することで、未だ活動していない産業医や保健師が新たに活動の場を得ることを目指しています。これにより、50人未満の中小企業でも質の高い産業保健サービスを享受できる機会が増えます。

社外健康管理プラットフォーム「OHME」とは



「OHME」は、従業員のための社外健康管理プラットフォームとして設計されています。「社外健康管理室こころめいと」は、従業員と直接コンタクトを取ることで、またいつでも相談できる体制を整えており、企業の健康診断結果や産業医面談、衛生委員会の出席などをサポートしています。このプラットフォームは、中小企業における健康管理の質を高めるための大きな第一歩と言えるでしょう。

企業及び医療従事者へのメリット



「OHMEチャート」を利用することで新たに活動を始める産業医や保健師が増えれば、社会全体での産業保健の質が向上することが期待されます。さらに、健康管理システムは手頃な価格で提供されるため、導入のハードルが低く、多くの企業にとって魅力的な選択肢となるでしょう。また、利用者が増えれば自然に知識やノウハウが蓄積され、産業保健のネットワークが拡大します。

今後の展望と未来の産業保健



産業医の役割強化に向けた政策が進む中で、ますます産業保健の重要性が増しています。「健康な職場」の実現には、多方面からの支援が不可欠です。今後は、複数の産業医や保健師が一つの事業所に関与することで、より効果的な健康管理が実現できると考えられています。これにより、全国の中小企業が必要とする健康管理のサービスが行き届く社会が実現することを目指します。

会社情報:株式会社セイルズ



株式会社セイルズは、愛知県名古屋市に本社を置き、産業医事務所の運営を行っています。代表の富田氏は、健康管理の専門家としての経験を活かし、産業医と保健師の活動を支援するための新たな取り組みを進めています。セイルズは、「誰も取り残されない社会」をつくるため、全国に広がる健康管理のネットワークを構築し、より質の高い産業保健を提供することを目指しています。

詳しい情報は以下のリンクから確認できます:OHMEチャートサービス

会社情報

会社名
株式会社さんぽテラス
住所
愛知県名古屋市緑区滝ノ水1-9082階
電話番号
052-875-5566

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