ACNラムセス大王展 ファラオたちの黄金
東京の豊洲に位置するラムセス・ミュージアムで開催中の「ACNラムセス大王展」が、連日の来場者数増加に伴い、累計40万人を超える入場者を記録しました。この展覧会は2026年1月4日まで続いており、エジプト政府が公認する正式なイベントです。
この展示は、3000年以上昔の古代エジプトの貴重な文化財や芸術品を集めたもので、エジプト考古最高評議会から特別な支援を受けて展示されています。展覧会では180点以上の作品が公開されており、過去にはアメリカのヒューストンやフランスのパリなど六都市で行われ、今では世界中で200万人以上の来場者を記録しています。東京での開催はアジアで初めての試みとなり、多くの人々にその魅力を伝えています。
展示の目玉とVR体験
本展覧会では、古代エジプトの至宝とも言われる貴重な展示が行われており、特に注目されているのは「ラムセス2世の棺」です。これはレバノン杉で作られたもので、姿を整えた棺が一体となって展示されるのは非常に珍しいです。エジプト政府の協力の下、47年ぶりにエジプト国外に貸し出されたこの至宝は、訪れる価値があります。さらに、他にも「ラムセス2世の巨像の上部」や「ひざまずくラムセス像」など、日本で初めての公開を迎える作品も多く展示されています。
また、ラムセス大王とその妻ネフェルタリにまつわるVR体験も大きな注目を集めています。このVRコンテンツでは、ネフェルタリが旅を通じて、古代エジプトでラムセス大王が果たした役割やその影響を語ります。来場者は独自のモーションチェアに座り、彼らの歴史的な建物を体験し、最後にはラムセス大王との対面が待っています。新しい形での古代エジプトの生活を体感できる機会が得られます。
彬子女王殿下の訪問
12月23日、彬子女王殿下が展覧会を訪問され、エジプト考古学者の吉村作治先生による解説を受けながら展示品をご覧になりました。女王殿下は、特にラムセス2世が築いたアブ・シンベル神殿のVR体験を楽しまれ、印象を持たれたと伝えられています。このように高い関心を持たれることで、展覧会の重要性がますます際立っています。
開催概要
「ACNラムセス大王展 ファラオたちの黄金」は、2025年3月8日から2026年1月4日まで開催されています。会場はラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyoで、交通アクセスも良好。チケット料金は平日大人3,800円、土日祝4,000円と設定されています。VR体験は、別途料金が必要です。時間帯によっては混雑が予想されるため、事前予約をお勧めします。
公式情報
特別協賛には株式会社ACNが名を連ね、エジプトアラブ共和国大使館の後援も受けています。公式サイトでは詳細な情報やチケット予約が可能です。興味のある方々はぜひ訪れて、古代エジプトの魅力を直に感じてみてください。