株式会社estieと株式会社シーアールイーは、物流不動産マーケットに関するレポート分野における業務提携を開始しました。
estieは、日本最大級の商業用不動産データ分析基盤「estie マーケット調査」など、複数のサービスを提供しています。一方、CREは物流不動産分野で約60年の実績を誇り、国内最大規模の物流不動産の管理運営を行っています。
今回の提携では、両社の強みを生かして、新たなマーケットレポート「estie(エスティ)マーケットレポートsupported by CRE」を共同で発行します。estieの独自に構築した物流不動産分析基盤とCREのマーケットレポートの知見や物流不動産管理業務での経験を組み合わせることで、高品質なレポートを提供し、物流不動産市場全体の透明性向上と情報発信強化を目指します。
具体的には、日本全国の物流不動産を対象とし、首都圏部から細かいサブマーケットの物流不動産マーケット情報を元に分析を行います。物流施設の形状別(ボックスタイプ、ランプウェイタイプなど)空室率や募集賃料と相関がある物件スペックなど、マーケット動向に関する情報を掲載する予定です。さらに、CREの物流不動産経験に加え、estieの分析技術を活用することで、将来予測など今までにないコンテンツの研究も進めていきます。
両社は、この提携を通じて、物流不動産マーケットの関係者が必要とするマーケット動向やトレンドについての情報を提供し、適正な物流不動産取引のサポートを行うことで、物流不動産マーケットの更なる活性化や拡大に貢献したいと考えています。
なお、CREが単独で発行している「倉庫・物流不動産 マーケットレポート」は、今後も継続して発行していく予定です。
estieとCREの業務提携は、物流不動産市場にとって大きな意味を持つと言えるでしょう。両社はそれぞれ独自の強みを持つ企業であり、その強みを活かした連携によって、より質の高い情報提供が可能になります。
特に、estieのデータ分析力とCREの実務経験を組み合わせることで、今までにない視点からの分析や将来予測が可能になることが期待されます。これは、物流不動産市場の透明性向上に大きく貢献するだけでなく、投資家や不動産業者にとって貴重な情報となるでしょう。
また、今回の提携によって、物流不動産市場全体の活性化が期待されます。より多くの関係者が、正確な情報に基づいて取引を行うことで、より効率的で健全な市場が形成される可能性があります。
今後、両社がどのような形で市場を牽引していくのか、注目していきたいです。