アイルランド産ビーフ
2025-03-17 10:51:54

アイルランド産グラスフェッドビーフを日本市場で差別化する戦略の講演

アイルランド産グラスフェッドビーフを日本市場で差別化する戦略の講演



アイルランド政府食糧庁Bord Biaは、3月10日に駐日アイルランド大使館にて業界向けセミナーを開催しました。このイベントは、2025年に予定されているアジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN」に向けた準備の一環として行われ、「ヨーロピアンビーフ&ラム~アイルランド、自然との共生」というテーマが掲げられました。

セミナーの中で、Bord Bia東京のマーケットスペシャリストであるバリフ香蓮氏が、世界的な食肉市場に影響を与える需給の動向について解説しました。国際貿易における課題や機会を挙げる中で、アイルランド産のグラスフェッドビーフとラムがどのように世界市場で差別化を図ることができるか、EUとの連携を通じての取り組みが紹介されました。

さらに、特別ゲストとして、日本におけるグラスフェッドビーフの先駆者、Saito Farmの斎藤糧三氏をはじめ、マーケティングのローカライゼーションに特化した株式会社SIJIHIVEの下岡聡子氏が登壇しました。斎藤氏は、グラスフェッド・ビーフの卸売りに携わる経験を共有し、日本市場の消費者が求める持続可能な食材としての「ヨーロピアンビーフ&ラム」の特長や、それを広めるための戦略について語りました。

下岡氏は、アイルランド産肉製品のブランドのローカリゼーションについてのプレゼンテーションを行い、文化に根ざしたコミュニケーションの重要性を強調しました。日本市場におけるポジショニング方法や、他の原産地との明確な差別化戦略が求められる中で、効果的なブランディング手法が示されました。

セミナーの後にはネットワーキング・レセプションが行われ、参加者同士の意見交換やビジネスの機会を模索する場となりました。アイルランドと日本の業界関係者が集まり、今後の協業や新たな市場開拓の可能性を探る貴重な機会となりました。これにより、「ヨーロピアンビーフ&ラム from アイルランド」がどのように日本市場で成果を上げるか、その道筋が少しずつ見えてきたのではないでしょうか。今後の展開が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
アイルランド政府食糧庁(ボード・ビア)
住所
東京都千代田区麹町2-10-7アイルランドハウス1F
電話番号
03-6261-6050

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