経済学会賞受賞者発表
2023-09-22 14:28:01

日本経済学会賞、3氏の受賞者を発表!若手研究者の活躍に期待

2023年度日本経済学会賞受賞者発表!今後の経済学を担う3氏にスポットライト



一般社団法人日本経済学会は、2023年度の学会賞受賞者を発表しました。今回は、「女性研究者奨励賞(日本生命賞)」「石川賞」「中原賞」の3つの賞で、計3名の受賞者が選出されました。今後の日本経済、ひいては世界経済の発展に貢献するであろう、3名の若手・中堅研究者の功績と今後の展望に迫ります。

女性研究者奨励賞(日本生命賞):横山泉教授(一橋大学)



2020年に創設されたこの賞は、若手女性研究者による優れた経済学研究を表彰するものです。横山教授は、ミシガン大学経済学部で博士号を取得後、日本の労働市場分析を専門に研究。企業の賃金や雇用システムに関する研究は、EBPM(証拠に基づく政策立案)推進に大きく貢献しています。

さらに、コロナ禍における行動制限が家族や人間関係に与える影響についても、独自の調査で重要な知見を発表。労働経済学にとどまらず、社会問題への幅広いアプローチが高く評価されました。

石川賞:渡辺安虎教授(東京大学)



故石川経夫教授の功績を称え、2004年に創設された石川賞。50歳未満の研究者を対象に、日本の経済・社会問題解決に貢献する研究を表彰します。渡辺教授は、産業組織論や実証ミクロ経済学を専門とし、政治経済学やマーケティングにも造詣が深い研究者です。

今回の受賞は、戦略的投票行動の分析、東日本大震災の経済的影響分析、研修医制度改革の医療への影響分析、そして自動販売機データを用いた消費行動分析など、多岐にわたる研究成果が評価されたことによるものです。

中原賞:北川透教授(ブラウン大学)



1995年に創設された中原賞は、国際的に認められた45歳未満の研究者を対象としています。北川教授はブラウン大学で博士号を取得した理論計量経済学の第一人者。従来の計量経済学に加え、政策への直接的な貢献を目指した研究スタイルが特徴です。

特に、経験厚生最大化による政策決定の枠組みとその計量分析手法の開発は画期的で、多くの後続研究に影響を与えています。因果効果分析における操作変数の役割に関する研究も高く評価されました。

3氏の受賞に期待が高まる



3人の受賞者は、いずれも現代社会の経済問題解決に貢献する優れた研究者です。それぞれの専門分野で革新的な研究成果を挙げ、日本の経済学の発展に大きな期待が寄せられています。今回の受賞を機に、さらなる活躍が期待されます。彼らの研究成果は、今後、政策立案や社会問題解決への重要な指針となることでしょう。

今後の研究活動、そして日本経済の発展に注目しましょう。

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会社名
一般社団法人日本経済学会
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東京都千代田区飯田橋1-7-10山京ビル本館703
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