新たな教育連携
2025-09-26 13:22:24

玉野総合医療専門学校が星槎大学と提携し新たな学びの形を提供

玉野総合医療専門学校と星槎大学の教育連携



岡山県玉野市に位置する玉野総合医療専門学校は、先日、神奈川県の星槎大学と教育連携協定を締結しました。この提携により、2026年4月から同校の理学療法学科および作業療法学科に在籍する学生たちは、星槎大学の通信制課程を併修し、学士や教員免許状の取得が可能となります。

教育連携の特徴と学生にとってのメリット


この連携の最大のポイントは、専門学校の特化した教育と大学の学問的視点を同時に学ぶことができる点です。具体的には、在学中に星槎大学の科目を履修することで、専門学校を卒業後に大学に編入するのに比べ、学習や費用の面での負担が軽減されることになります。その結果、学生は将来のキャリアに対する選択肢を格段に広げることが期待されています。

特に注目すべきは、近年需要が高まっている発達障害を持つ子どもたちへの支援に関連する分野です。作業療法学科では、専門的なスキルの「作業療法士」としての資格を取得しつつ、小学校教諭や保育士の資格も同時に目指すことができる「教育こども分野のトリプルライセンス取得」が可能になることです。これにより、医療と教育の両面で活躍できる専門家としての道が開かれます。

主なメリット


この新しい教育連携には、幾つかの主なメリットがあります。まず、効率的な資格取得が挙げられます。学んでいる間に必要な科目を履修し、卒業後には教育実習を行うことで、最短で小学校教諭一種免許状を取得できる道が拓かれます。

さらに在学中に実践的な学びを深化させることも可能です。具体的な教育実習の準備を進めることで、実社会で役立つスキルを養うこともできます。費用の軽減という点でも、学生が小学校教諭の資格にトライしやすくなっていることは、大きな魅力です。多くの学生が、効率的に単位を取得し、確実に免許の取得を目指せるようになります。

また、作業療法士としての訓練だけでなく、学校や家庭における生活全体を考慮したリハビリ計画を設計する能力も育成されるため、非常に包括的な支援が可能になります。発達段階や学習特性に応じた個別支援を行いながら、リハビリテーションと組み合わせた支援を提供できることが、今後の重要なスキルとなるでしょう。

玉野総合医療専門学校は、今回の教育連携を通じて、医療や福祉の現場で直ちに役立つ人材を育成し、社会の変化に柔軟に対応する力を持つ幅広い視野を持つ人材を輩出することを目指しています。変革の時代を迎え、医療と教育の交差点で活躍する新たな専門家の誕生が期待されています。


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