知財サービス登録会員数1万人突破！株式会社パテントビューロの15年の軌跡

株式会社パテントビューロは2005年9月、日本の企業における知的創造に対する認識を高め、各企業の知的財産戦略の高度化を支援することを目的として設立されました。2020年6月29日、同社が提供する知的財産関連サービスへの登録者数である『PatentBureauID』登録者数が1万人を突破したと発表しました。

この1万人突破は、2009年6月の知財情報メディア『astamuse 公報データベース』公開がきっかけとなり、登録者数が大幅に増加した結果です。同社は、設立以来、多角的なサービス展開を通じて、着実に成長を遂げてきました。

パテントビューロの歩み：多様なサービスと成長戦略

パテントビューロは、設立当初から知的財産に関する情報やサービスの不足を痛感し、特許や商標に関する情報を提供するポータルサイト「特許ナビ」「商標ナビ」の開設を始めました。これらのサイトでは、関連用語解説から出願方法まで網羅し、企業がビジネスで知的財産を活用できる情報を提供しています。

その後、知的財産業界の転職・採用支援事業にも参入。政府による知的財産立国推進や弁理士試験合格者増加に伴い、知財実務に関わる人材の需要が高まる中、人材の流動性を促進するためにこの事業を展開しました。

2007年には、『astamuse:審決データベース』、『astamuse:判例データベース』のサービスを開始。インターネット上で無料で知的財産権に関する審決や判例の検索を可能にしました。これらは、業界初の検索機能を提供し、知財戦略に力を入れる企業や知財セミナーで教材として採用されるなど、高い評価を得ています。

そして、2009年6月、知財情報メディア『astamuse:公報データベース』を正式公開。一般的に理解が難しい特許公報を再構成・加工し、専門家以外も特許情報を容易に閲覧・活用できるようにしました。このサービスが、登録者数1万人突破の大きな要因となりました。

未来への展望：更なるサービス向上と知的創造サイクルの活性化

日本のコンテンツビジネスの海外進出や、知的創造サイクルの活性化が求められる現代において、パテントビューロは、創造者全体への知的財産サービス提供を目指し、更なるサービス向上に尽力しています。

現在提供しているサービスは、「astamuse」シリーズ（公報、審決、判例データベース）、「知財お仕事ナビ」、「特許ナビ」、「商標ナビ」など多岐に渡り、今後、「著作権ナビ」や、技術単語解説ページ、テーマ別技術把握ページなどの追加も予定されています。

1万人を超える登録会員数を背景に、パテントビューロは、高度な情報処理技術と独自のノウハウを活かし、知的創造サイクルを加速させるサービスを提供し続け、日本の知的財産分野の発展に貢献していくことでしょう。

株式会社パテントビューロ概要

会社名: 株式会社パテントビューロ
代表者: 永井歩
所在地: 東京都文京区本郷三丁目40-10 三翔ビル本郷5階
設立: 2005年9月2日
資本金: 1,665万円
従業員数: 22人（2009年6月29日現在）
* URL: http://www.patentbureau.co.jp/