NFTで地域を描く
2022-11-24 18:00:01
地域コミュニティの魅力をNFTゲームに変える新サービス『Tales & Tokens』始動
地域コミュニティの魅力をNFTゲームに変える新サービス『Tales & Tokens』始動
スマートニュースの子会社であるスマニューラボが、地域に根ざした事業者が独自の物語や文化をNFTゲーム化できる新サービス『Tales & Tokens』を11月24日に開始しました。このサービスは、地域の文化や伝説をデジタルコンテンツとして楽しむ機会を提供し、ユーザーと事業者をつなぐ架け橋となることを目指しています。
コミュニティ資源の可視化
このサービスにおける「コミュニティ資源」とは、地名や民話、そして地域の伝統文化など、地域の人々が大切にしている無形資産を指します。事業者はこれらの資源を基に、NFTとしてのキャラクターやアイテムを制作し、より多くの人々にその魅力を伝えることができます。ユーザーはこれらのNFTを取得し、専用のWebアプリでカスタマイズしたり、他のユーザーと交換したりすることが可能です。
Dynamic NFTでのゲーム体験
この新しい取り組みでは、アイテムNFTの追加によってキャラクターNFTが変化する「Dynamic NFT」の仕組みが採用されています。ユーザーが実際に地域の店舗や観光地に訪れ、QRコードを読み取ることで、新たなアイテムがキャラクターに追加される仕組みです。これにより、地域の文化や経済との連携が強化され、リアルな体験がデジタルゲームに組み込まれることになります。
初のプロジェクト『Game of the Lotus 遠野幻蓮譚』
『Tales & Tokens』の初のプロジェクトとして、岩手県遠野市で『Game of the Lotus 遠野幻蓮譚』(略称: GOTL)が始動しました。このNFTゲームは柳田國男の『遠野物語』に着想を得たもので、三人の娘がモデルのキャラクターNFTがふるさと納税の返礼品として提供される予定です。このプロジェクトに込められた願いは、地域の魅力を多くの人々に届け、地域コミュニティと新たなファン・支援者とのつながりを作り出すことです。
新たな展開へ
さらに、スマニューラボは新潟県の燕三条エリアで「ものづくり」をテーマにしたNFTゲームの開発も決定しています。このプロジェクトでは、地域の産業文化を基にしたコンテンツがふるさと納税の返礼品として提供される予定で、地域全体の活性化が期待されています。
スマニューラボは今後、地域の事業者や自治体をはじめ、スポーツチームやアーティストにもサービスを提供し、コミュニティ資源に基づく新たな市場の創造を目指しています。良質な情報が溢れるアーキテクチャを探求する同社の取り組みは、地域の魅力を発信する新たな試みとして注目されています。これからの活動に大いに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
スマニューラボ株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前6丁目25−16 いちご神宮前ビル 2F
- 電話番号
-
03-6861-5596