鹿児島県薩摩ハムがデイブレイクの冷凍技術を導入
鹿児島県の薩摩ハム株式会社が、食品業界で注目の冷凍技術を実践するデイブレイク株式会社の特殊冷凍機『アートロックフリーザー』を導入しました。これにより、高い生産性とともに、品質を保ちながら効率的な製造が可能になりました。
薩摩ハムの挑戦と発展
薩摩ハムは、国産および輸入された豚肉を使用して、ハムやソーセージ、ベーコンなどの製品を製造し、特に地域の学校給食向けの製品に力を入れています。設立から40年を迎えた今、地域に根付いた食文化の維持と発展を掲げていますが、これまでの生産システムにはいくつかの課題がありました。
これまで使用されていた冷凍設備は、製品を凍結するのに長時間かかり、凍結の過程で製品が塊になることが多く、結果として発注先で使いにくい製品になってしまうこともありました。この問題に立ち向かうために導入されたのが、デイブレイクの『アートロックフリーザー』です。
『アートロックフリーザー』の威力
この最新の冷凍機は、従来の冷凍技術を凌駕するポテンシャルを持っています。特に、凍結時間が大幅に短縮されることで、製造工程が効率化され、作業時間が従来の半分に減少する見込みです。これにより、限られた人手の中で最大限の生産性を実現できます。
また、冷凍時に製品の形状を保持できるため、バラ凍結に対応した品質の良い製品を安定的に製造可能になりました。これにより、学校などの納品先では、大袋での配送後に用途に応じた小分けが容易に行えるようになり、利便性が著しく向上しました。
今後の展望
薩摩ハムは、この冷凍技術を駆使して、自社ブランド製品の可能性を広げる計画も立てています。さらなる生産効率の向上を目指すとともに、地域の食文化を支える責任を果たしていく所存です。
デイブレイクは、自社の冷凍テクノロジーを通じて食品業界の抱える様々な問題を解決し続けることに尽力しています。今後、より多くの事業者へその技術が提供され、業界全体の発展にも寄与することが期待されています。
特殊冷凍技術の革新
デイブレイクが開発した特許技術に基づく冷凍機『アートロックフリーザー』は、食品の細胞を守る冷凍方法を実現しています。この技術によって、食品のうまみ成分が流出しにくく、高品質な冷凍食品を提供することが可能となっています。
薩摩ハムは、この新しい冷凍機を活用し、地域の食の安全と新鮮さを保ちながら、次世代の食品製造に向けて邁進していくことでしょう。デイブレイクの取り組みを通じて、これからの食産業の在り方にも大きな影響が期待されます。