MedBank株式会社が「Demo Day」に登壇
MedBank株式会社は、2025年1月29日に開催された「デジタルヘルススタートアップ ピッチイベント Demo Day」において、自社の最先端医療画像診断AI技術を発表しました。このイベントは、順天堂大学AIインキュベーションファームとKPMGジャパンの共催によるもので、デジタルヘルス分野で注目されるスタートアップ企業が集い、それぞれの取り組みを披露しました。
医療AIの進化と取り組み
MedBank株式会社は、病理診断の研究において、順天堂大学と連携し、AIを活用した画像解析技術の開発を進めています。今回のプレゼンテーションでは、医療現場におけるAIの活用事例や、特に病理診断の精度向上を目指した新しい技術革新について詳しく説明が行われました。この発表は多くの参加者から大きな関心を集めました。
イベントには、さまざまなベンチャーキャピタルやコーポレート・ベンチャーキャピタルの関係者が参加しており、MedBankの技術やビジネスモデルについて活発な議論が展開されました。イベント後も、いくつかの投資家との意見交換が行われ、具体的な協議が進められています。
目指すは世界トップクラスのAIシステム
MedBankは、2026年を目標に、日本発の全癌病理診断生成AIシステムの構築を計画しています。この実現には、約30億から50億円の資金を調達する予定で、全癌の病理診断に関するAIモデルの開発と実装を進めています。各国の法規制や市場ニーズを踏まえ、グローバル市場への展開も視野に入れています。
グローバルチームの力
MedBankの運営チームは、日本、アメリカ、韓国、中国を中心にAI、専門医、医療機器管理の分野で豊富な経験を持つ精鋭メンバーで構成されています。この国際的な専門チームは、市場ニーズや各国の法規制を深く理解しており、それに基づいた戦略的な対応が期待されています。
世界市場の展望
市場調査によると、グローバルなデジタルパソロジー市場は2030年までに300億から600億米ドルに達する見込みです。また、WHOの報告によれば、世界中で2万から7.5万人の病理医が不足している状況です。このような背景を受け、MedBankはPMFの観点から、顧客のニーズを満たす製品を提供し、200〜300名規模の会社で、6,000〜25,000人の病理医に相当する業務を実現することを目指しています。
パートナーシップの強化
MedBankは今後、VCやCVC、さらには事業会社との戦略的パートナーシップの構築を重視しており、積極的に様々な企業や投資家との連携を模索しています。医療AIの分野に興味のある方々には、ぜひこの取り組みを検討していただきたいと思います。
今後も、MedBank株式会社は、医療AIの革新を推進し、より良い医療現場の実現に向けて努力を続けていく所存です。
Demo Dayの詳細
- - 日時: 2025年1月29日(水) 15:00-18:15
- - 場所: コモレ四谷タワー コンファレンスRoomD+E(オンライン配信はなし)
- - 定員: 100名
- - 主催: 順天堂大学大学院医学研究科AIインキュベーションファーム、KPMGジャパン
- - 運営: 株式会社ゼロワンブースター
詳細については、
こちらをご覧ください。