高齢者向け温かい食事提供を実現!エレクターの再加熱ワゴン「マルチサーブ」導入事例
東京都葛飾区にある医療法人慈風会 あつち葛飾クリニックでは、高齢者の利用者へ温かく栄養価の高い食事を提供するため、画期的なシステムを導入しました。それが、エレクター株式会社が提供する再加熱ワゴン「マルチサーブ」です。
従来、同クリニックでは、関連法人のセントラルキッチンで調理された食材を施設内で再加熱し、できたてを提供するシステムを目指していました。当初はスチームコンベクションオーブンと常温配膳車を使用する予定でしたが、マルチサーブの利便性と効率性に魅力を感じ、導入を決断しました。
マルチサーブ導入によるメリット
マルチサーブ導入の最大のメリットは、再加熱と配膳の一体化による業務効率化です。キャスター付きで移動が容易なため、厨房で再加熱した食事をそのまま食堂に運び、利用者へ対面で提供できます。天板が盛り付け台になっているため、温かい料理を直接提供することで、家庭的な温かさを感じさせるサービスを実現しました。
さらに、マルチサーブはシンプルな操作性で、介護スタッフが調理を兼任できるため、専属の調理スタッフを採用する必要がなくなりました。これにより、人件費の削減と業務効率の向上という大きな効果が得られています。セントラルキッチンでの調理と、マルチサーブによる再加熱・配膳の組み合わせにより、コストダウンにも大きく貢献しています。
施設長の深川様からのコメント
あつち葛飾クリニックの施設長である深川様は、マルチサーブ導入について次のように語っています。「マルチサーブは設置場所を選ばない機動力と、給排水・換気設備が不要というシンプルな導入条件が魅力でした。再加熱と盛り付けの自動化により、より効率的に、温かくおいしい食事を提供できるようになりました。家庭料理のようなぬくもりのある食事を通して、利用者様に心の満足度も提供できることは、施設運営の大きな利点です。」
クックチルシステムとの連携とサービス向上
近年、病院や高齢者福祉施設では、人手不足解消のためクックチルやニュークックチルシステムの導入が進んでいます。これらのシステムは食事提供の安全性を高め、料理の質を均一化し、スタッフの業務効率も向上させました。しかし、トレイにセットされた食事では味気ないという課題も存在していました。
マルチサーブは、クックチルやニュークックチルで調理された食品の再加熱にも対応しており、温かい料理を対面で提供することで、利用者とのコミュニケーションを促進し、食事の満足度を高めます。「業務効率化」と「サービス向上」という相反する要素の両立を実現した点が、マルチサーブの大きな強みです。
マルチサーブの特長
クックチル・ニュークックチル食品、および完調品の保冷から自動再加熱が可能
ワゴンの盛り付け台を利用し、対面での温かい食事提供を実現
大型キャスターで移動が容易。厨房から食堂への移動もスムーズ
給排水設備不要、設置場所を選ばないシンプルな導入
エレクター株式会社について
エレクター株式会社は、ワイヤーシェルフなど、多様な製品で各業界のプロフェッショナルを支える企業です。独創的で唯一無二の存在として、顧客ニーズに応える製品開発を続けています。
まとめ
医療法人慈風会 あつち葛飾クリニックにおけるマルチサーブ導入事例は、高齢者施設における食事提供の在り方を変える可能性を示しています。温かい食事と心のこもったサービスの提供、そして業務効率化とコスト削減という三拍子が揃った、理想的なシステムと言えるでしょう。