ラスベガス・サンズが語る日本のMICEの未来とIRの役割

ラスベガス・サンズが描く日本のMICEの未来



2019年、東京ビッグサイトで開催されたUFIアジアパシフィックカンファレンスにおいて、ラスベガス・サンズが唯一のIR(統合型リゾート)事業者として登壇しました。グローバル開発担当マネージング・ディレクターであり、マリーナベイ・サンズの社長兼CEOのジョージ・タナシェヴィッチ氏が、日本におけるIRの可能性について具体的に語りました。

タナシェヴィッチ氏は、日本国内にIRができることで、エンターテインメントとMICE(Meeting, Incentive, Convention, Exhibition)を中心に、多様な用途に対応できる大規模な会議スペースや、様々なタイプの宿泊施設を提供できると述べました。特に、主催者にとって使いやすいワンストップ型のイベント会場は、日本のMICE拠点としての魅力を向上させる鍵になるとのことです。

さらに、同氏は日本のIRが直面している課題についても言及し、具体的には言語やコミュニケーションの壁が観光業にとっての障害となっていると指摘しました。「私たちはIRを、企業や観光客が日本に参入する際の気軽な入口として位置づけたいと思います」という言葉からは、ラスベガス・サンズの意欲が伺えます。

IRがもたらす都市の発展


タナシェヴィッチ氏は、ラスベガス・ストリップやマカオのコタイ地区、シンガポールのマリーナベイの成功事例を挙げ、MICEを中心に設計されたIRが都市の発展に大きく寄与していることを説明しました。特に、こういったIRがもたらす観光収益の増加が地域に利益をもたらすと強調し、「MICEを中心にしたIRは都市全体にポジティブな影響を与える」と述べました。

UFIアジアパシフィックカンファレンス2019は、国際見本市連盟(UFI)主催のもと、アジア太平洋地域における展示会産業の最新の課題や動向を議論する重要な場となりました。日本での初開催ということもあり、国内外から約300名の関係者が参加し、活発な意見交換が行われました。

ラスベガス・サンズの役割


ラスベガス・サンズ(NYSE:LVSC)は、世界における統合型リゾートの開発と運営を手がける企業で、特にMICEに焦点を当てたコンセプトが特徴です。同社は、米国のラスベガスのザ・ベネチアンやザ・パラッツォ、シンガポールのマリーナベイ・サンズなど、高級ホテルやエンターテインメント施設を有し、独自のビジネスモデルを構築しています。

また、同社は、世界中の5万人以上のスタッフに素晴らしい職場環境を提供し、社会貢献活動や持続可能性を重視した経営を行っています。スティーブン・アーアウトCEOが提唱するサンズ・エコ360゜プログラムにより、環境への配慮をしながら革新を続けています。詳細については、公式サイトを訪れると良いでしょう。

IRの導入は日本経済にとって大きな可能性を秘めており、ラスベガス・サンズが描く未来のビジョンが実現すれば、観光業やMICE産業の発展に大きく寄与することでしょう。今後の動きに注目です。

会社情報

会社名
ラスベガス・サンズ
住所
米国ネバダ州ラスベガス
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 江東区 MICE IR ラスベガス・サンズ

Wiki3: 東京都 江東区 MICE IR ラスベガス・サンズ

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。