進化する乳和食
2026-08-27 11:09:59
家庭料理を革新する進化した乳和食の魅力を解説
家庭料理を革新する進化した乳和食の魅力
2026年8月18日、東京都渋谷区で開催された乳和食講習会「基礎・入門」は、家庭料理の新たな可能性を模索する場となりました。この講習会は、国産牛乳や乳製品の消費拡大を目指す「牛乳でスマイルプロジェクト」の一環として行われ、全国から参加した41名の食に関わる専門家たちが集いました。講師を務めたのは、乳和食の考案者である料理家の小山浩子氏と、作家として活躍する樋口直哉氏です。
乳和食とは?
乳和食は、味噌や醤油などの伝統的な調味料に成分無調整牛乳を組み合わせるもので、牛乳のコクや旨味を活かしながら、食材本来の風味を損なわずに食塩やだしを減らす調理方法として注目されています。その特徴としては、まず見た目や風味が和食らしい「おいしさ」、次に減塩を実現しつつカルシウムを摂取できる「やさしさ」、そして牛乳が和食の「だし」として機能する「あたらしさ」が挙げられます。
2013年以来、乳和食は地道な普及活動が続けられ、時代に合わせた進化を遂げています。現在では、子どもから大人まで幅広い世代が日常の食卓に取り入れやすい料理となっています。
牛乳の魅力を実感するデモンストレーション
講習会では、参加者が実際に牛乳を使った調理法を体験することができ、特に注目を集めたのは「同時分離」調理法でした。これは、牛乳をそのまままたは調味料と組み合わせて使用し、牛乳を酢と一緒に使うことで、調理の過程でホエイを水代わりに使い、カッテージチーズのコクを出すという新たな手法です。例えば、「チーズができる基本のミルクごはん」は牛乳と酢を混ぜてそのまま炊飯するだけで済むため、調理工程を簡素化しています。
また、「かぼちゃのほったらかし煮」では、牛乳とポン酢を使った分離技術で、簡単にカッテージチーズそぼろを完成させることができるといいます。このように、牛乳の特性を生かすレシピが新たな料理の幅を広げていることが実感できました。
樋口氏の視点から見る乳和食の魅力
樋口直哉氏の解説では、牛乳が持つ乳化の特性が料理に風味やなめらかさをもたらすことや、和食との組み合わせによって食材の臭みを抑える効果についても触れられました。また、分離技術を駆使することで食文化に新たな視点をもたらし、牛乳と味噌や醤油などの相性を科学的に説明するなど、調理科学の視点から乳和食がどのように進化しているかを詳しく解説しました。
参加者の声と今後の可能性
参加者からは、「牛乳の新たな使い方を学び、家庭でも試してみたい」といった声が多く聞かれ、乳和食の普及が期待されます。講習会の締めくくりには、小山氏が「作ってみたいレシピがあったか?」と質問し、参加者の笑顔を引き出しました。牛乳を使った家庭料理は、健康と美味しさを両立させる新しいスタンダードになる可能性を秘めています。
未来への展望
Jミルクの今後のイベントとして、10月3日の「乳和食を学ぶ会」も控えており、家庭に取り入れやすいレシピや調理法をさらに広め、乳和食の魅力を発信していく予定です。
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