服薬アドヒアランス向上の研究
2025-05-22 11:42:30

北海道科学大学とカケハシが協力、服薬アドヒアランス向上のための研究を開始

株式会社カケハシと北海道科学大学の共同研究



株式会社カケハシは、北海道科学大学と連携し、慢性疾患患者の服薬アドヒアランスの向上を目指す研究を開始しました。このプロジェクトでは、クラウド型電子薬歴「Musubi」に蓄積された臨床データを利用し、薬剤師の介入と服薬継続状況との関連性を明らかにし、良好な服薬アドヒアランスを実現する仕組みを提案します。さらに、この研究は2025年度の科学研究費助成事業に採択されています。

背景と必要性



日本では約1,000万人の慢性疾患患者が存在し、特に糖尿病患者数は増加しています。慢性疾患の治療において、正しい服薬を継続することは至極重要であり、服薬アドヒアランスの不良は入院リスクや死亡率の増加を招くため、医療における重要な課題とされています。しかし、アドヒアランスの不良には多岐にわたる要因が絡んでおり、そのメカニズムを解明するには膨大なデータと高度な分析技術が必要とされています。

研究の内容



この研究では、薬剤師が介入した慢性疾患患者のデータを対象に、患者指導記録や疑義照会記録を独自に開発した自然言語処理モデルで解析します。この結果、患者が実際に服薬を続けているかどうかを評価し、服薬継続状況やMPR(Medication Possession Ratio)との関連性を明らかにします。さらに、医薬品の適正使用を促進するための服薬指導コンテンツの開発や、処方設計の改善に向けた指針を公表する予定です。

期待される成果



カケハシと北海道科学大学は、この共同研究を通じて、薬剤師による質の高い服薬指導を実現し、慢性疾患患者の服薬アドヒアランスを向上させるための新たな知見を提供します。その結果、医療従事者と患者の双方にとってより良い医療環境の構築を目指すとしています。

次世代型業務支援「Musubi」



薬局体験をサポートするシステム「Musubi」は、薬局と患者の双方向のコミュニケーションを促進するために設計されています。Musubiを活用することで、薬剤師は患者に対してより効果的な服薬指導を提供し、薬歴の管理も効率的に行えます。これにより、患者の生活習慣や健康状態に沿ったアドバイスを行い、満足度を高めることが可能になります。

会社情報



株式会社カケハシは、日本の医療システムの革新を目指すヘルステック企業であり、テクノロジーを活用して医療の質を向上させることに注力しています。彼らの提供するサービスは全国の薬局に広がっており、患者のフォローアップや医薬品の供給安定化などに貢献しています。

会社概要


  • - 会社名: 株式会社カケハシ
  • - 設立: 2016年3月30日
  • - 所在地: 東京都港区西新橋二丁目8番6号 住友不動産日比谷ビル5階
  • - URL: カケハシ公式

このように、カケハシと北海道科学大学の共同研究は、医療の未来に向けた重要な一歩を踏み出しています。これからの成果に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
株式会社カケハシ
住所
東京都港区西新橋二丁目8番6号住友不動産日比谷ビル5階
電話番号
03-6825-2058

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