品川区・武蔵小山駅前に「MUSAKO irodori Academy」オープン！好きを見つけられるスクール×女性起業家のテストマーケティング

武蔵小山駅前に「MUSAKO irodori Academy」オープン！

品川区立武蔵小山創業支援センターは、女性起業家の専門相談窓口としてこれまで活動を続けてきました。令和6年度からは「ウェルビーイング（区民の幸福）」予算が編成され、起業家支援を通じて区民の幸福な生き方や働き方選択を支援していく方針を打ち出しています。

その一環として、同センターは1階のコラボレーションスペースを活用し、習いたい人と教えたい人を繋ぐ学びのプラットフォーム「MUSAKO irodori Academy」を創設しました。

「好きなモノ・コトに出会おう」をコンセプトに

「MUSAKO irodori Academy」は、習い事やスクール体験を通じて、自分の好きなことを見つけられる場所を目指しています。コンセプトは「好きなモノ・コトに出会おう」。新型コロナウイルス感染拡大以降、デジタル化や働き方改革が急速に進み、生活様式が一変したことで、「自分らしい幸福な生き方・働き方は何か？」と模索する人が増えています。

内閣府は「仕事と生活の調和」政策の中で、調和とは「老若男女誰もが、仕事、家庭生活、地域生活、個人の自己啓発など、様々な活動について、自ら希望するバランスで展開できる状態」と定義しています。

「MUSAKO irodori Academy」は、一人ひとりが心豊かな生き方をするために、自分の知識や経験を深め、日常に彩りを添える場を提供したいという思いから誕生しました。職場や家庭とは異なる「第三の場所」として、地域社会と繋がりながら新しい自分に出会える場所を目指しています。

地域との繋がりを促進する目的とは？

武蔵小山創業支援センターは、これまで多くの女性起業家を輩出し、創業スクールやマルシェ型のイベントを通してサポートしてきました。しかし、既存のスクールやイベント事業は短期もしくは単発開催のものが多く、その後は自らの力で集客や販路開拓を行わなければなりませんでした。

そこで、地域に根づくカルチャースクールからヒントを得て、同センターが中心となり「出会いの場所」を作ることで、年間を通じて女性起業家のテストマーケティングの一助となることを目指しています。

同センターは場の提供という立場から、起業家の皆様には自らの集客力・営業力を身に付けていただくことを期待しており、今後は勉強会としてSNSを始めとするデジタル・ツールの講習なども視野に入れています。

1階の開放的なコラボレーションスペースを活用することで、通りがかった方に足を止めてもらい、地域の方々との繋がりを深めていきたいと考えています。

今後の展開

「MUSAKO irodori Academy」は、毎週水曜・金曜の17:30～21:00に開催予定です。初回講座は7月12日（金）に開催され、「1時間で申請までOK！LINEスタンプ作成」と「自分分析講座」が予定されています。

取材対応も可能ですので、ぜひ初回講座にお越しください。

女性起業家の新たな挑戦を応援！地域と繋がる学びの場「MUSAKO irodori Academy」

「MUSAKO irodori Academy」は、女性起業家の支援という従来の活動に加え、地域住民との繋がりを重視した新たな取り組みです。習い事を通して好きなことを見つけ、自分らしい生き方を模索できる環境を提供することで、地域社会の活性化にも貢献していくことを目指しています。

特に、既存のスクールやイベント事業では、短期的な支援に留まることが多い中、「MUSAKO irodori Academy」は年間を通して、女性起業家のテストマーケティングを支援する場を提供するという点で画期的な試みと言えるでしょう。

また、同センターが場の提供という立場に徹し、起業家自身に集客力や営業力を身につけてもらうという点は、自立を促すための重要な要素です。将来的には、デジタルツール講習など、起業家のビジネススキル向上を支援するプログラムも検討されているとのこと。

「MUSAKO irodori Academy」は、単なるスクールではなく、地域住民と女性起業家をつなぐコミュニティとしての役割も担っています。地域の方々に足を止めてもらい、交流を深めることで、地域社会全体を活性化させていく可能性を秘めていると言えるでしょう。

今後は、どのような講座が開催されるのか、どのような女性起業家が参加するのか、そして地域との繋がりを通してどのような変化が生まれるのか、注目していきたいと思います。