震災からの復興を象徴するアクセサリー「うるし珠 金箔ジュエリー」誕生
2024年1月、能登半島を襲った大地震。輪島市で輪島塗の仕上げ工程を手掛ける呂色師、升井克宗氏の工房「升井彩 本乾漆」も全壊しました。しかし、瓦礫の中から見つかった漆や道具、そして作業途中の「うるし珠」は、復興への希望の象徴として、新たな輝きを放ち始めました。
金沢の金箔ジュエリーブランド「Gold-Knot」は、升井氏との親交を深め、伝統工芸の力によって復興に貢献したいという思いから、この「うるし珠」を用いたアクセサリー製作を提案しました。
こうして誕生したのが、輪島と金沢の伝統工芸が融合した「うるし珠 金箔ジュエリー」です。
輪島と金沢の伝統工芸が織りなす、新しい輝き
「うるし珠」は、真珠核を土台に天然漆を重ね塗りすることで、深みのある色彩と重厚感を生み出しています。その「うるし珠」に、金沢の伝統技術である金箔を組み合わせることで、より一層華やかで上品なアクセサリーに仕上がりました。
「うるし珠 金箔ジュエリー」は、輪島の伝統工芸である「輪島塗」と、金沢の伝統工芸である「金箔」が、それぞれの技術を活かし、互いに高め合うことで生まれた、まさに「復興」を象徴する作品です。
工房の再生、そして未来への希望
升井克宗氏は、「工房を失ったときは絶望しましたが、多くの方々の支えのおかげで製作を再開することができました。この『うるし珠 金箔ジュエリー』を身につけていただき、皆さまの日々に少しでも癒しを提供できれば幸いです」と語っています。
「Gold-Knot」デザイナーの木和田里美氏は、「伝統工芸の作り手として、同じ石川県で被災された升井彩 本乾漆工房さんと共に、新しい伝統工芸を生み出したいという思いで製作しました」と、コラボレーションへの想いを語っています。
「うるし珠 金箔ジュエリー」は、単なるアクセサリーではなく、輪島の復興、そして伝統工芸の未来への希望を象徴する作品です。
商品概要
ペンダント「ルーGold-Knot輪島うるし珠」
サイズ:トップ部分直径約4.3㎝、長さ11.5㎝、チェーンの長さ約75㎝(調節可)
素材:金箔、うるし珠(真珠核)、チェーン14金ゴールドフィルド
価格:77,000円(税込)
ブローチ「オリエンタルGold-Knot輪島うるし珠」
サイズ:直径約3.5㎝
素材:金箔、うるし珠(真珠核)、18金メッキビーズ、真ちゅう金具
価格:44,000円(税込)
販売情報
「うるし珠 金箔ジュエリー」は、2024年8月1日から『Gold-Knot』直営店とオンラインストアで販売開始されます。
また、7月31日から8月5日までは、東京都中央区の日本橋三越本店で開催される「日本の職人 『匠の技』 展」にて先行販売されます。
この機会に、輪島と金沢の伝統工芸が融合した、復興の象徴ともいえる「うるし珠 金箔ジュエリー」を、ぜひ手に取ってみてください。