2025年アジアの注目ドリンクトレンドとは？韓国・中国・ベトナムの最新情報を紹介

アジアの飲料トレンド2025年版

2025年、アジア各国で注目を集める飲料トレンドが明らかになりました。株式会社TNCが運営する「TNCアジアトレンドラボ」は、韓国、台湾、中国、タイ、ベトナムという5つの地域の飲料市場を調査し、「アジア5エリア飲料トレンド2025」レポートを発表しました。このレポートは、各国で生まれた飲料トレンドを踏まえて、どのようにヒットしたのかを現地のインタビューや調査から分析した内容です。

各国のトレンド飲料の紹介

韓国：メロンの季節到来

韓国では、2025年夏に新たに「リアルメロン」をテーマにした飲料が続々と登場しています。これまで人気だったスイカジュースに代わり、メロンを使用したオリジナルドリンクが流行しています。例えば、国産原乳とカンタロープメロン果汁をブレンドした「ミノスメロン牛乳」や、スターバックスが販売するメロンの果肉が贅沢にトッピングされた「ザ・メロンオブメロンフラペチーノ」が挙げられます。

ベトナム：BOLD84の新しい挑戦

ベトナムでは、缶コーヒーブランド「BOLD84」が若者の間で急速に人気を集めています。特に注目されるのは、缶コーヒー「カフェスア（練乳入り）」と「カフェデン（ブラックコーヒー）」。2025年6月に実施された「Shake Express」キャンペーンでは、でこぼこ道での配送を利用したユニークな訴求が行われ、コーヒー缶が振動し、均一に混ざる様子が話題になりました。

中国：-86℃の冷感体験

中国上海では、ユニークな体験ができる「-86℃ Dirty Coffee」というコーヒーが注目されています。この飲み物は、-80℃に冷やしたカップに特製ミルクを注ぎ、淹れたてのエスプレッソを合わせて作られます。フレーバーには、バニラ、ラム、シナモンの3種類があり、飲み終わった後のカップは持ち帰り可能で、40秒以内に飲むことが推奨されています。

アジア各地の抹茶トレンド

世界的に流行している抹茶も、アジア各国で特有の進化を遂げています。特にタイで流行した「抹茶ココナッツドリンク」は、ベトナムでも人気を博し、最終的に日本のDEAN & DELUCAでも期間限定で販売されるなど、新たな市場の展開が見られます。

アジアトレンドの広がり

最近では、SNSや動画配信サービスの影響により、飲料トレンドが国を跨いで広がる傾向が顕著に見られます。欧米のトレンドが韓国を経由して日本や他アジア諸国へ広がる現象が増えていることも報告されています。このように、国ごとの飲料トレンドは、国を超えて横展開し、相互に影響しあうようになっています。

TNCアジアトレンドラボについて

TNCアジアトレンドラボは、各国の高感度層から成る現地ボードメンバーとともに、グループインタビューやリサーチを行い、各国のトレンドを分析しています。また、70カ国100地域の日本人女性ネットワークを駆使し、海外リサーチやマーケティングに注力している企業です。

今回の「アジア5エリア飲料トレンド2025」レポートは、2025年8月から9月にかけて実施された調査をもとに、飲料市場の最前線を探る内容となっています。興味のある方は、ぜひお問い合わせください。詳しい情報は公式サイトで確認できます。