岸田産業株式会社と株式会社クラダシの新しい取り組み
岸田産業株式会社(福井県小浜市)と株式会社クラダシ(東京都品川区)が手を組み、防災備蓄品のフードロス削減に取り組むことが決定しました。両社は、企業が保管している飲料水や非常食などの備蓄品の中でも、賞味期限が近づいているものを「Kuradashi」というプラットフォームで再流通する試みを開始します。これにより、本来は廃棄されるはずだった商品が、再び消費者の手元に届くことになります。
防災備蓄品の課題
防災備蓄品は災害時に必要不可欠ですが、多くの企業がそれを保管するために費用がかかります。通常、これらの備蓄品には賞味期限が設定されており、期限が迫った製品を入れ替えなければならないという問題が生じます。たとえば、賞味期限が半年後に迫った非常食をどう処理するか、多くの企業の総務担当者が頭を悩ませている現状があります。
このような不要な廃棄が発生する一因は、入れ替えのタイミングで適切な活用先が見つからず、まだ使える製品が処分されてしまうことです。岸田産業は、こうした課題を解決するための新たな手法を模索してきました。
新たな取り組み:フードロス削減へ
岸田産業はクラダシと提携し、賞味期限が近い防災備蓄品を積極的に回収し、クラダシが運営する「Kuradashi」で販売することにしました。これにより、消費者は必要な商品をお得な価格で手に入れることができ、同時に廃棄コストも軽減されます。この取り組みは、廃棄物の発生を抑え、持続可能な社会の実現にも貢献します。
- - 廃棄コストの削減:処分費用がかかる備蓄品を売却することで企業負担が軽減。
- - フードロス削減:生かされるべき商品が必要な人へ届けられる。
- - サステナビリティの推進:資源の有効活用により、企業のSDGs達成に寄与。
- - 防災意識の向上:消費者が防災食に接する機会を増やし、意識を高める。
両社のメッセージ
岸田産業の代表取締役、岸田卓磨氏は、「私たちは、防災用品を提供するだけでなく、その後の活用まで責任を持つ重要性を認識しています。クラダシとの連携を通じ、役目を終えようとしている備蓄品を活用し、新たな循環を創出することができました」と述べています。
一方、クラダシの徳山耕平氏も、「今回の協力により、廃棄されていた防災備蓄品を必要な方へ届け、備蓄品の循環を促進できることを嬉しく思います。これにより防災意識の向上にもつながるでしょう」と期待を寄せています。
今後の展望
この取り組みは、岸田産業の納品先企業から始まり、将来的には自治体や他の企業へも範囲を広げて行く予定です。両社は、防災備蓄品の円滑な流通を通じて「防災」と「社会貢献」を両立した仕組みの構築を目指しています。
会社情報
岸田産業株式会社:福井県小浜市に本社を持ち、防災用品や雑貨の企画・販売を行っています。公式ウェブサイトもこちらでご覧いただけます。
岸田産業
Kuradashi(株式会社クラダシ):東京都品川区に本社があるシステムで、フードロス削減を目指すソーシャルグッドマーケットを運営しています。詳細は公式サイトにて。
Kuradashi