荏原健康保険組合が法人向けフェムテックサービスを導入
荏原健康保険組合(以下「荏原健保」)は、株式会社LIFEMが提供する法人向けフェムテックサービス『ルナルナ オフィス』を2023年8月1日より導入することに合意しました。このサービスは、働く女性の健康課題をサポートするもので、月経や妊活、更年期、男性更年期に関連したプログラムを含んでいます。これにより、従業員の健康状態を改善することが期待されています。
フェムテックとは?
フェムテックは女性(Female)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、女性が抱える健康課題にテクノロジーを活用して対処するサービスです。このサービスの導入により、従業員一人ひとりのウェルビーイングを支えることを目的としています。
サービス内容
荏原健保が導入する『ルナルナ オフィス』では、以下の4つのプログラムが用意されています:
1.
月経プログラム
2.
妊活相談プログラム
3.
更年期プログラム
4.
男性更年期プログラム
各プログラムでは、医師監修のセミナー動画やオンライン診療サービスを提供。月経や更年期に関する症状の改善や、不妊治療に関する不安の軽減を図ります。
月経プログラム
このプログラムでは、女性のライフスタイルや健康についての基礎知識を学ぶことができるセミナーが提供されます。特に、月経随伴症状の理解を深めることを目的とし、PMSなどの改善策も提案します。オンラインによる婦人科診療や低用量ピルの処方も行われ、手軽に医療サービスを利用できる環境が整備されています。
妊活相談プログラム
妊活に関する基礎知識を学ぶことができ、オンラインで産婦人科への相談も可能です。妊活中でなくても参加できるため、周囲の理解を深める良い機会となります。夫婦での参加も促進され、コミュニケーションの向上にも貢献します。
更年期プログラム
更年期に関する基礎知識を学ぶセミナーが用意され、オンライン診療を通じて、必要な治療やサポートを受けることができます。女性だけではなく、男性の更年期についても理解を深める内容が含まれているため、職場全体での共通認識を持つことが期待されます。
男性更年期プログラム
男性にも特有の健康課題があることを考慮し、男性更年期の症状についての理解を深めるセミナーが提供されます。自分自身の健康管理を行うことで、より良い職場環境の形成に寄与することを目指します。
荏原グループの健康経営への取り組み
荏原グループは、健康経営を重視し、従業員が心身ともに健康でいることが持続的な成長に不可欠と考えています。「eぃカラダプロジェクト」を発足し、「測る」「食べる」「鍛える」の三本柱で健康増進施策を展開。従業員が自分自身の健康を理解し、管理することをサポートしています。
また、労働環境の改善も重視し、「選べるテレワーク」などの施策を通じて、より効率的に働ける環境の構築を目指しています。このような施策に通じて、従業員の健康と生産性を高め、さらなる職場の相互理解を促進しています。
まとめ
荏原健康保険組合が導入する『ルナルナ オフィス』は、働く女性のみならず、男性も含めた全従業員の健康課題に包括的にアプローチするものです。社会課題としても注目される性差による健康問題に対応し、従業員のウェルビーイングの向上を図ることで、より良い職場環境を創出することを目指しています。これによって、荏原グループは職場全体の健康管理に貢献し、より健康で生き生きと働ける社会を作ることに寄与していくことでしょう。