トリプラ、タイを拠点とするホテルチェーンに新サービス導入
宿泊施設向けITソリューションを提供する
トリプラ株式会社は、タイを中心に展開する
Koko Global Hospitality (KGH)に対して、自社開発の宿泊予約システム「
tripla Book」およびマーケティングツール「
tripla Connect」の導入を開始しました。これにより、KGHが運営する
Kokotelブランドの17施設と、独立ホテルの9施設において新たなサービスがスタートします。
導入の背景
KGHは、タイ、フィリピン、日本において
Kokotelを含む18施設を展開し、さらに4つ星ホテルの開業を予定しています。KGHは6つの大陸で1,000以上のホテルの運営を目指し、グローバルなビジネス拡大しています。このような背景の中で、トリプラの柔軟な会員機能とマーケティング機能がKGHにとって魅力的な選択肢となりました。
「tripla Book」は日本の予約エンジンですが、
SiteMinderや
Staahなど、東南アジアの宿泊施設向け主要チャネルマネージャーに連携しており、多通貨や多言語に対応した利便性の高いシステムです。また、すでに日本国内で3,645施設に導入されており、公式サイト販売比率が17%から39%に向上するなど顕著な成果が見られています。
KGHの挑戦と期待
KGHのCEO、松田励氏は、「設立10年目を迎え、会員制度の構築が重要であると認識していました。トリプラのシステムはニーズに合致しており、導入の決め手となりました。今後は、会員基盤を拡大し、店舗数の増加と顧客満足度の向上を実現します」とコメントしています。
一方、トリプラのCEO、高橋和久氏は、KGHとの提携によりサービスの質を高めていくことを期待しており、KGHが展開する国々におけるホスピタリティのIT業界でのDX(デジタルトランスフォーメーション)の強化に貢献する意向を示しています。
tripla Bookの機能
「tripla Book」は、宿泊施設専用の予約エンジンで、最短3ステップで宿泊予約が可能であるほか、33通貨で対応するなど国際色豊かです。特に、最安値を表示できるベストレート機能やGoogleと連携した広告を用いることで、宿泊施設の自社予約率向上を図ります。また、会員獲得やリピートを促進するための「会員管理機能」も搭載されているため、顧客のロイヤルティを高めるために役立ちます。
tripla Connectの利便性
続いて「tripla Connect」は、宿泊施設向けのCRM・マーケティングオートメーションサービスで、顧客分析のテンプレートを搭載しているため、導入後すぐに活用可能です。このシステムでは、顧客の行動パターンを分析し、個別に最適な情報を提供することができます。リピーターの利用を促進するポイントプログラムも装備されており、費用がかからず利用できるのも特長です。
まとめ
トリプラのサービス導入は、KGHにとって顧客満足度の向上や収益の最大化が期待できる重要なステップです。両社の協力により、今後ますます拡大するホスピタリティIT業界において、革新的なサービスが提供されることが楽しみです。
トリプラ株式会社について
設立: 2015年4月
本社: 東京都新宿区西新宿4丁目15−3 住友不動産1号館
資本金: 8億6,602万円(2025年7月末時点)
公式ウェブサイト:
tripla公式サイト