能登の恵みを生かした無添加プリン販売、復興支援に貢献

地元の味を活かした新しい試み

石川県七尾市にある住宅販売会社が、特別なスイーツをお届けします。能登産の卵や牛乳をたっぷり使用した「能登プリン NOT.」が、2025年1月10日からオンラインで販売されます。このプリンは、能登半島地震の影響で困難な状況にある地元を支援するために生まれたものです。売上の一部は義援金として寄付される予定です。

なぜ住宅会社がプリンを作るのか

このユニークな企画の発案者は、ベースホーム石川店の店長・渡邊洋さんです。地震の影響で住宅工事が遅れ、地元の復興支援が必要とされる中、「何かできることはないか」と考えた結果、甘いものを通じて被災者の心を和ませることができればと考え、プリンのプロジェクトをスタートさせました。彼の過去の飲食店での経験を活かし、独自のレシピを開発しました。

地元の恵みを無駄にしない

また、プロジェクトの背景には、地震の影響で余剰になった牛乳の活用があります。能登の牧場から「牛乳が余っており、何か有効に活用できないか」という声を受け、プリン製作に取り組むことになりました。最初は自宅で試作を行い、小規模なイベントでも販売を開始しました。この活動が高く評価され、本格的な商品化へとつながりました。

新感覚！無添加の2層プリン

「能登プリン NOT.」の最大の特徴は、無添加であることです。保存料や香料、着色料は一切使用せず、自然の甘みを活かしたもので作られています。プリンは上下2層になっており、下層は昔ながらの固めの食感、上層は濃厚でなめらかなクリーミーな口当たり。食べ進めることで、味わいの変化を楽しむことができます。この「NOT」という名前には、添加物が入っていないこと、そして今までにない新しいプリンであることを意味しています。