紀陽銀行グループが新たに導入した健康支援サービス
紀陽銀行グループが運営するスタートアップ支援拠点「Key Site」において、法人向けの健康支援サービスである「アンドエルワーク」が導入されました。この取り組みは、働く人々の健康をサポートし、充実した働き方を促進するものです。
導入の背景と目的
「Key Site」は2025年3月に和歌山市に開設され、紀陽銀行、ATOMica、HIRAC FUNDの三者によって運営されています。この拠点は、「Region Bridge」として地域とスタートアップを結ぶ役割を果たし、多様な人材が共創できる場です。
「アンドエルワーク」の導入は、健康と働きやすさの両立を目指す取り組みの一環であり、レンタルオフィスやコワーキングスペースを利用する会員が、オンラインで医療相談を受けられる環境を整えています。仕事と健康を両立させることにより、施設の付加価値が高まります。
新しい健康支援の仕組み
「Key Site」における「アンドエルワーク」の導入は、利用者に向けての初のヘルスケアサービスです。オンライン診療やカウンセリングを通じて、従業員が医療支援を受けやすい環境が整備され、自ずと地域企業のウェルビーイング経営の推進に寄与します。
この新しい取り組みは、和歌山地域における健康経営の推進において重要な役割を担っています。特に、常に忙しいビジネスパーソンが日中に隙間時間を使って医療サービスを受けられる点が特徴です。
導入事例と地域拠点の意義
紀陽銀行の竹川さんにお話を伺ったところ、オンライン診療サービスの導入にあたる意義が語られました。働く環境と健康の両立を推進し、地域においてオンライン診療が受けられることは、プレミアムなサービスとして新たな選択肢を提供するとのことです。
詳細は、以下のリンクからもご覧いただけます。
和歌山のインキュベーション施設『Key Site』から、医療の選択肢を広げる──オンライン診療サービス導入
資金調達の背景
さらに、アンドエル株式会社は紀陽キャピタルマネジメントとSDFキャピタルの運用するスタートアップデットファンドからの資金調達を完了しました。この資金は関西圏における「アンドエルワーク」の導入推進や新規パートナーの開発に充てられます。紀陽銀行グループとの連携を深めることで、地域企業の健康経営を支える事業の拡大を目指します。
今後の展開
アンドエル株式会社は、紀陽銀行グループとの強固なパートナーシップを背景に、特にスタートアップ企業の成長支援及び従業員のウェルビーイングの向上に努めていきます。こうした支援を通じて、持続可能な地域経済の発展を目指す姿勢が明確に示されています。
アンドエルワークのサービス詳細
「アンドエルワーク」は、月々の通院時間を削減し、医療へのアクセスを容易にするオンライン診療を含むサービスです。メンタルヘルスに関する相談ができる窓口や、従業員の健康状態を数値化するストレスチェックも提供されており、法人の健康経営を後押しします。
「Key Site」は、和歌山と大阪に拠点を持つ地域金融機関である紀陽銀行と、ソーシャルコワーキングを手がけるATOMica、マネーフォワードグループのベンチャーキャピタルであるHIRAC FUNDが共同で運営しています。これらの取り組みをご覧いただくことで、地域のスタートアップと健康支援の新たな可能性を探ることができるでしょう。