株式会社BioPhenoMAが新しいPD-L1試薬キットを発表
2024年11月28日、株式会社BioPhenoMAはその革新的な技術を用いた研究用PD-L1測定試薬キット、「PD-L1 TN-cyclon™ ELISA キット」の販売を自社のホームページで開始することを発表しました。この試薬キットは、血清やエクソソーム中のPD-L1を極微量かつ高感度に測定できる画期的な製品です。
超高感度測定技術「TN-cyclon™」とは
BioPhenoMAが開発した「TN-cyclon™」技術は、一般的なバイオラボ設備を使用して極微量のタンパク質を超高感度で検出することが可能です。この技術により、PD-L1の検出限界は0.1 pg/mLに達しており、従来のELISA法では1 pg/mL以上が多い中、10倍の感度を持つことを示しています。これにより、医学研究や臨床試験での応用が大いに期待されています。
製品の内容と価格
この試薬キットには、抗原、抗体、各種試薬、そして96穴プレートが含まれています。冷凍および冷蔵での保存が求められる本キットは、測定用の96穴プレート1枚分のサンプルを扱うことができ、定価は30万円(税抜)ですが、オープンキャンペーンとして初期価格は25万円(税抜)で提供されます。各キットの納期は受注生産に基づいており、詳細はBioPhenoMAの公式サイトで確認が可能です。
BioPhenoMAの企業理念と展望
株式会社BioPhenoMAは、2023年4月に設立され、早稲田大学の伊藤悦朗教授が開発した技術をベースとして、極微量タンパク質を簡単に検出できるプラットフォームを目指しています。同社は「誰もがどこでも簡単に極微量タンパク質検出を行える革新的なプラットフォームを創生し、生物医学分野の更なる進歩に貢献する」というミッションを掲げ、さらなる研究開発に力を入れています。
詳細情報
「PD-L1 TN-cyclon™ ELISA キット」についての詳細は、以下のリンクからアクセスできます。
受注販売ページ
また、BioPhenoMAへの問い合わせや製品情報については公式ウェブサイト、または指定のメールアドレス(
[email protected])から行うことができます。先進的な技術による製品が、今後の医学研究の領域でどのように活用されていくのか、大いに期待されます。