アートと緑の再生
2024-08-06 15:16:24

静岡県立美術館「アートとみどりの散歩道」再生プロジェクト始動

静岡県立美術館では、アートと自然が共存する「彫刻プロムナード」の再生プロジェクトが進行中です。このプロジェクトは、開館から38年を迎えた美術館の重要な施設である彫刻プロムナードの修復を目的としています。四季の花々と共に、貴重な彫刻作品が訪れる人々を楽しませてきました。しかし、時の経過により、塗装の剥落や腐食、さびなどの損傷が顕著になり、また草木の手入れも行き届かなくなってきました。これらの修復には高度な技術と多額の費用が必要で、趣味の計り知れないものに対して私たちは今、手を差し伸べる必要があります。

プロジェクトの中心となるのは、トニー・スミスの芸術作品《アマリリス》と清水九兵衛による《地簪》(ちかんざし)という二つの彫刻です。《アマリリス》はブラックマットな外観の幾何学的な彫刻で、周囲を廻ることでその姿が変化し、鑑賞者に新たな印象を与えています。それでも最近、色あせや破損が進行し、現在では白い下地がむき出しの状態です。一方で《地簪》は、盛り上がった地面から立ち上がる形で制作され、周囲の緑に映える赤色が特徴です。しかし塗料の剥離が目立っており、その美しさが損なわれつつあります。

この再生プロジェクトでは、まず《アマリリス》の修復に約360万円の資金が必要とされ、その後《地簪》の修復に約240万円、そしてその他の植栽やベンチの整備に約400万円が見込まれています。寄付者の皆さまには感謝の品々も用意されており、静岡県にお住まいの方はふるさと納税として寄付を行うことで、税制上の特典を受けることも可能です。

この美術館は、開館40周年を迎えるまでの2年間でさらなる整備を進めるとともに、未来に向けた理念を貫かなければなりません。館長の木下直之氏は「彫刻プロムナードは美術館の誕生と共にあり、未来へつなぐ使命がある」と語り、皆様のご支援を強く求めています。美術館を次の世代へつなげるために、ぜひご協力ください。詳細な寄付方法やプロジェクトの進捗は、公式ウェブサイトにてご確認いただけます。彫刻プロムナードが再生し、いつまでも人々に愛される場所であることを願っています。

皆さまの温かい支援を心よりお願い申し上げます。


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会社名
静岡県
住所
静岡県静岡市葵区追手町9番6号
電話番号
054-221-2976

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