農林水産省がデジタル人材の公募を開始、DX推進で新たな挑戦へ

農林水産省とエン・ジャパンの新たな挑戦

農林水産省が2025年8月7日より、DX推進のための特設プロジェクトを始動します。このプロジェクトでは、デジタル技術に精通した人材を広く募ることを目的としています。応募対象となる職種は、DX推進担当、システムプロデューサー、データマネジメント推進スペシャリストの3つです。これは、農林水産省が抱える課題と、それに対する解決策を見出すための大きな一歩となります。

農林水産省の使命と役割

農林水産省は、未来の子どもたちのために「食」と「環境」を守ることを使命としています。食料の安定供給や環境保全、農林水産物の輸出促進など、幅広い政策を推進していますが、この中で重要なテーマがデジタルトランスフォーメーション（DX）です。近年、農林水産業の現場では労働力不足が深刻化しており、自治体の職員数も減少傾向にあります。このため、デジタル技術を活用した業務の効率化や新たな価値の創出は急務とされています。

DX推進の必要性

農林水産省は、2020年に設立されたデジタル戦略グループを通じて、行政手続きのデジタル化やデータ処理の効率化など、多くの取り組みを推進してきました。これらの施策は、農業者や地方自治体職員の業務負担を軽減し、彼らが生産や経営に専念できる環境を整えることを目的としています。今後、このDX推進をさらに強力に進めるために、専門知識を持った人材の確保が不可欠です。

募集職種の詳細

今回公募されるのは以下の3職種です：
1. DX推進担当（係長級） - 行政手続きのデジタル化や業務効率化を担当。
2. システムプロデューサー（課長補佐級） - クラウド化を推進し、技術支援を行う。
3. データマネジメント推進スペシャリスト（副業ポジション） - データ活用の提案や助言を行う。

これまでの経験を活かし、農林水産業を支えるために新しい価値を生み出すことに挑戦する意欲のある方々からの応募を待っています。

応募方法と期間

応募は、特設ページや各求人サイトを通じて受け付けており、受付期間は2025年8月7日から9月3日までです。

- 特設ページはこちら
- 応募受付サイト：『ミドルの転職』『AMBI』『エン転職』『エンゲージ』

農林水産省のコメント

農林水産省は、今回の採用プロジェクトに際して、デジタル技術を用いることで業務の効率化やデータ利用の高度化を図り、農業者や食品産業者、地方自治体職員等の事務負担を軽減し、より良い環境作りを目指しています。このプロジェクトが、新たな人材を迎え入れることで、農林水産行政全般におけるデジタル化の進展に寄与することに期待を寄せています。