脳にいいアプリと健康ポイントが融合した新たな試み
北海道網走市で、地域の健康促進を目的とした画期的な取り組みが始まりました。株式会社ベスプラが開発した「脳にいいアプリ」を活用した健康ポイントサービスが、2025年7月15日にスタートします。この事業は、市民の運動習慣の定着や健康意識の向上を目的としており、住民が運動や食事、脳のトレーニングに取り組むことで健康ポイントを獲得できます。
健康ポイント『あばしりWALK+』とは
この新たな健康ポイントサービス『あばしりWALK+』は、網走市内に住む18歳以上の人を対象にしています。市民は、アプリから提示される目標に従って歩数を歩いたり、バランスの良い食事を心がけたり、脳トレに挑むことでポイントを貯めることができます。また、市の指定するイベントに参加すると、さらにポイントが得られます。貯めたポイントは、市内の登録店舗で使える「あばしり健康応援商品券」に交換可能です。
この取り組みは、デジタル技術を活用することで、行政の事務を効率化しつつ、地域経済の活性化にも寄与しています。市民が健康的な行動をとり、その結果得たポイントが地域経済に還元される仕組みは、地域の活力を生む重要な一歩となるでしょう。
参加方法は簡単
『あばしりWALK+』への参加は簡単です。網走市に住む18歳以上の方がスマートフォンを持っていれば、誰でも利用開始が可能です。まずは「脳にいいアプリ」をスマートフォンにインストールし、網走市メニューからあばしりWALK+に申し込むだけ。その後は、アプリを使って、健康的な生活を楽しむことができます。
詳細については、網走市の公式サイトもチェックしてみてください。健康ポイント事業の詳細や参加方法が掲載されています。
脳にいいアプリの背景
「脳にいいアプリ」は、カロリンスカ研究所による認知症研究を基に開発されたアプリで、運動や食事、脳トレの活動を総合的に管理できるものです。研究によれば、これらの活動を組み合わせることで、認知機能の障害進行を抑えられることが証明されています。
このアプリは、2017年にサービスを開始して以来、多くの自治体や団体から高評価を得ており、受賞歴も豊富です。実際に東京都や他の地方自治体でも導入され、健康促進に寄与してきました。
おわりに
網走市のこの新しい取り組みは、単なる健康活動ではなく、地域全体の健康を高めることを目的としています。市民が自らの健康を自覚し、楽しみながら健康に取り組むことができる環境を整えることで、健康な街づくりが進んでいくでしょう。これからの展開が楽しみなプロジェクトです。