叡啓大学で行われた卒業プロジェクトに向けたワークショップ
2024年10月3日と4日の両日にわたり、広島市中区に位置する叡啓大学で「プロジェクト・スタート・ワークショップ」が開催されました。このイベントは、同大学の3年生を対象にしており、学生たちが4年次に取り組む卒業プロジェクトのキックオフとして位置付けられています。
卒業プロジェクトは、学生にとって大学生活の集大成とも言える重要な学びの場です。参加者各自が自ら設定したテーマに基づいて課題を明確にし、その解決策を導き出すことを目指します。これらのプロジェクトは、教員が伴走する演習形式で行われるため、個々のテーマに関して深い知見を得ることが可能です。
報告では、外部評価者が企業や行政などから招かれ、学生の研究に対するフィードバックを提供します。このフィードバックを基に、学生は報告書をまとめ、公開プレゼンテーションで成果を発表します。
開会の挨拶とオープニング
ワークショップの冒頭では、保井俊之学部長が参加者に向けて開会の挨拶を行いました。彼は卒業プロジェクトの意義や目的を説明し、教員との対話を通じてアイデアを深めるよう強調しました。
問いを立てるセッション
続いて、KASPAREK Nick准教授が実施した「問いを立てるセッション」では、研究の初め方について説明がありました。学生たちは自分のテーマに関連するアイデアや情報を書き出し、グループ内で共有。そこで生まれた質問を基に自身の卒業プロジェクトの中心となる問いを見つけ出しました。
教員紹介ポスターセッション
「問いを立てるセッション」の後には、教員紹介ポスターセッションが行われ、教員が各自の専門分野や研究領域、卒業プロジェクトの進め方について説明しました。学生たちは、直接教員と話し合うことで、より具体的なプロジェクトのイメージを掴むことができました。
教員との個別相談
その後、学生は興味を持った教員との個別相談の時間を持ち、自らのプロジェクトテーマについて具体的なアドバイスを受けました。このような一対一のやり取りにより、学生たちは自身のアイデアをさらに具体的で実現可能な形に練り上げていきます。
プロジェクトテーマの決定と今後の展望
秋学期が進むにつれ、3年次の学生たちは最終的にプロジェクトテーマ(案)を決定し、指導教員に申請を行います。その後、彼らは翌年度から1年間をかけて卒業プロジェクトに本格的に取り組むことになります。これにより、学生たちは叡啓大学での学びを活かし、新たな価値を生み出すための力を付けていきます。
卒業プロジェクトの成果は、学生たちの成長と叡啓大学の教育の質を示す重要な指標となるでしょう。今から成果発表が楽しみです。