第4回おから活用グランプリの開催
荒川区では、新たな取り組みとして「第4回おから活用グランプリ」が開催されます。このイベントは、食品ロスの問題を意識しつつ、地域の商店と消費者をつなげることを目的としています。毎日約500kgの「おから」が3つの豆腐店から排出され、これを産業廃棄物として処理する現状から、商店主たちが「この課題をチャンスに変えよう!」と意気込んで立ち上げたのが、このグランプリです。2023年度で、4回目の開催となるこのイベントは、これは地域の特性を生かした画期的な取り組みとして注目されています。
イベントの概要
第4回おから活用グランプリは、以下の内容で開催されます。
開催期間と場所
- - 期間: 令和6年10月1日(火曜)~11月4日(月曜)
- - 場所: 荒川区内の19店舗の参加店
参画店舗とおからの利用
参加店舗では、以下の3つの豆腐店から提供される無料のおからを使用します。
- - 大倉屋豆腐店(南千住)
- - 朝日屋豆腐店(町屋)
- - 吉澤豆腐店(西尾久)
各店舗は、おからを用いてオリジナル料理やスイーツ、ユニークな商品を開発し、参加する楽しさを提供します。対象商品を購入または注文したお客様には、投票券が配布され、その投票結果でグランプリが決定します。
スタンプラリーと投票
参加店舗を巡るスタンプラリーも同時に開催され、8個以上のスタンプを集めた方には、大倉屋豆腐店で「おからGPマスター」としての称号とエコバックが贈呈されます。これにより、地域の商店を応援しつつ、食品ロスの問題について考える機会が提供されます。
販売イベントの開催
特に注目されるのが、10月6日(日曜)に開催される販売イベントです。午前10時から荒川公園で「荒川フリーマーケット」と連携して行われ、このオープニングイベントでは、地元の商店が特製商品を販売します。在庫が無くなり次第終了しますので、早めの参加がおすすめです。
LANP(らんぷ)による地域振興
このイベントには「LANP(らんぷ)」という商業ネットワークが深く関連しています。LANPは、荒川区内の商店がそれぞれの特色を発揮できるようにサポートする組織で、専門のコーディネーターが置かれています。商店間でのネットワークづくりや経営力向上のための活動も行い、地域全体の商業活動を振興しています。
このような取り組みがあるからこそ、荒川区内のお店は個性的で魅力ある商品を提供できるのです。
まとめ
第4回おから活用グランプリは、地域の商店と消費者が一緒に食品ロス問題について考え、楽しく参加できるイベントです。豆腐店が自身の持つおからを利用して創り出す新たな料理や商品、それを通して得られる地域のつながりは、参加者にとって貴重な体験となるでしょう。ぜひ、期間中に足を運んで、味わい深いおから料理やスイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか?