宮城県でのスタートアップピッチコンテスト、「Miyagi Pitch Contest 2026」の開催
2026年2月6日、宮城県仙台市の「CROSS B PLUS」にて、注目を集めるDX関連スタートアップのピッチコンテスト、「Miyagi Pitch Contest 2026」が実施された。過去最多の86名が応募し、その中から選ばれた10名の起業家たちが渾身のプレゼンテーションを行った。
優勝を果たしたのはNanoFrontier株式会社
このコンテストで栄えある第一位を獲得したのは、東北大学発の「NanoFrontier株式会社」だ。同社は独自のナノ粒子生成技術を持ち、AIによるデジタルツインシミュレーションを活用した研究開発自動化プラットフォームを提供している。これは、クラウド上でAIが最適な材料処方を提案し、高度な材料研究を内製化できる解決策を提供するもので、特に専門人材が不足する企業にも対応可能だ。
井上誠也氏、同社の代表取締役は、「宮城から世界へ挑戦し続ける企業でありたい」と語り、今回の受賞がその一歩であることを強調した。彼は、地域に根ざした技術の重要性と、将来的な事業の展望を熱く語った。
コンテストの舞台裏と注目ポイント
審査は厳正に行われ、出場者たちは緊張感の中で自らのビジョンを精一杯アピールした。開会宣言を行ったのは地域の知事であり、地域産業への期待が高まる中、各ピッチが行われた。出場者の中には、高齢化社会に資する福祉型キャッシュレスサービスを提供する「KAERU株式会社」や、仙台発のハードウェア開発をする「株式会社ミューシグナル」など、さまざまなユニークなアイデアを持つ企業が名を連ねた。
特に注目されたのは、NanoFrontier株式会社のピッチで、ナノ粒子生成の効率化による研究開発の迅速化が話題となった。これは、地域の製造業にとっても大きな意味を持つもので、持続可能なものづくりの未来へもつながる可能性を秘めている。
審査結果と受賞企業
審査結果は以下の通りである。NanoFrontier株式会社が1位に選ばれ、賞金100万円と事業支援900万円の授与を受けた。また、2位には「KAERU株式会社」、3位には「株式会社ミューシグナル」が選ばれ、各々賞金が授与された。
受賞結果
1.
第1位: NanoFrontier株式会社 - 賞金100万円、事業支援900万円
2.
第2位: KAERU株式会社 - 賞金50万円
3.
第3位: 株式会社ミューシグナル - 賞金30万円
また、特別賞やオーディエンス賞も用意され、地域の企業から多くのサポーター賞が贈られた。これにより、地域と企業のつながりがさらに強化される意義深いイベントとなった。
終わりに
Miyagi Pitch Contest 2026は、単なるビジネスコンテストではなく、地域のイノベーションを促進するためのプラットフォームである。何より、起業家たちが自分のビジョンを実現するためのサポートを受けられる場であることが、地元経済の活性化と新たな雇用創出に寄与している。今後もこうした取り組みが続き、さらに多くのスタートアップがグローバルな舞台で活躍することを期待したい。