パーソルとZEN大学が実施した事業プランコンテスト
パーソルホールディングス株式会社(以下、パーソル)とオンライン大学「ZEN大学」が連携し、2025年4月に開学した同大学で「次世代が考えるWell-being事業プランコンテスト」を開催しました。この取り組みは、「はたらいて、笑おう。」をスローガンに掲げるパーソルが、多様な働き方や理念を提唱し、社会における個人の幸福や選択肢の拡充を目指す一環として行われました。
コンテストは2025年の開学に先行してスタートし、7月29日に行われた発表会で、最も優れたプランが選定されました。学生たちはWell-being関連のビジネスアイデアを真剣に考え、社会に新たな価値を提供することを目指して、自らのキャリアを主体的に考える機会となりました。
参加学生の活動
コンテストが始まったのは2025年6月で、パーソルグループの専門家を講師に迎え、毎週のトークセッションを通じて、参加学生はWell-beingや最新テクノロジーのトレンドについて深く学びました。この学びがあった上で、7月に「Well-being」×「DX」×「働き方」をテーマにしたビジネスプランづくりが始まり、最終的に7月29日に行われた発表会で優秀なアイデアが審査されました。
この中で最優秀賞を受賞したのは、ZEN大学の知能情報社会学部に在籍する堀内駿冶さん。彼が提案したのは、アクティブなシニア層の知恵や経験を集約し、次世代と繋げる「Re-Bloom Platform」という共創プラットフォームの構築です。このアイデアは、日本が直面する少子高齢化という社会的課題に対し、前向きな解決策を提供しようとするものであり、審査員たちからはその実現可能性が高く評価されました。
最優秀賞受賞者のコメント
堀内さんは受賞の喜びを述べ、今回の体験が「はたらき方」「Well-being」「DX」に対する理解を深める貴重な機会になったと語っています。様々なバックグラウンドを持つ他の参加者との意見交換が、彼にとっての刺激となり、視野を広げる効果があったとしています。また、シニア世代が持つ無形の資産を活かすアイデアを通じて、多世代間の共創を促進する社会の実現に向けた展望を語りました。
ZEN大学の特徴と教育理念
ZEN大学は、最先端のIT技術を駆使し、大学教育の機会をすべての人に提供することを目指した教育機関です。質の高い授業を自分のペースで受けることができ、地域や企業とのフィールドワークを通じて実社会での活躍を支援します。また、情報化社会を生き抜くために必要なスキルを育む「知能情報社会学部」では、AIを単に利用するのではなく、ならわしの枠を超えた知識やスキルの習得を目指しています。
このように、パーソルとZEN大学は連携することで、現代社会が求める働き方や価値観に新しい視点をもたらし、次世代の人材育成に寄与しています。詳細はZEN大学の公式ウェブサイトやパンフレットをご覧ください。
パーソルホールディングスについて
パーソルは1973年に創業以来、人材派遣やアウトソーシングといった多様な事業を展開しており、最近ではテクノロジーを活用した新たなサービスの提供にも力を入れています。今後も「人の可能性を広げることで、より良い働き方の機会を創出する」ことを目指して、自らのビジョンを実現しようとしています。