株式会社THINKRが独立し、約50億円の資金調達を実施
株式会社THINKR(東京都目黒区)が、エイベックス・グループから独立し、約50億円の資金調達を成功裏に達成したことを発表しました。この資金調達は、jatvいから3回目のシリーズAラウンドにあたります。THINKRは、企業広告やアーティストのクリエイティブ制作を手掛けるプロダクションとして、今後の成長戦略を強化します。
新たな経営体制を築く
THINKRは、阪急阪神ホールディングスやJAFCO、HIRAC FUND、Makers Fundなどからの出資を受け、独立した新たな経営体制を加速させる決意です。代表取締役の針谷建二郎氏は、この独立を「もちろん、新しい挑戦への第一歩」と位置づけています。また、資金調達の一環として、新たなビジュアルアイデンティティ(VI)の導入も宣言しました。
ビジュアルアイデンティティの刷新
THINKRの新しいVIは、未来指向のデザインで、挑戦的な姿勢を反映しています。これにより、顧客やパートナーとのより強い結びつきを図るとともに、次世代エンターテインメントの創出に向けた新たな土台を築きます。針谷氏は「ドラマティックな作品を生み出すことに全力を注ぎたい」と語りました。
未来への展望
今後のTHINKRは、クリエイティブ開発、アーティストマネジメント、バーチャルアーティストプロデュース、オリジナルIP開発などにとどまらず、AIやメタバースなど最先端の技術を取り入れたエンタメ業界の先駆者を目指します。また、新たな才能を育成する「THINKR NEXT ARTISTS DEVELOPMENT」プロジェクトも立ち上げる予定です。
業界でのパートナーシップ強化や新規株主との連携を通じて、国内外における影響力を高める方針です。特に、エイベックス・グループや阪急阪神ホールディングスとの戦略的な提携を推進し、体験型エンターテインメント事業の開発に取り組む姿勢を見せています。
投資家の期待
今回の資金調達に関しては、投資家たちからも期待の声が多く寄せられています。例えば、ジャフコの白川シニアアソシエイトは「THINKRが持つバーチャル技術とエンターテインメントの融合は未来の可能性を感じさせる」と述べています。また、KDDIの中馬本部長は「日本のエンターテインメントの歴史を塗り替える瞬間が近い」と強い期待を寄せました。
積極的な採用活動
THINKRは、新たな挑戦に対応するため、35種類のポジションで積極的に採用活動を行っています。多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、共に時代の最先端に挑戦する環境を整えています。
会社概要
THINKRは、2007年に設立され、アーティストプロデュースやデジタルコンテンツ制作、体験型施設のプロデュースなど、多岐にわたる業務を展開しています。これからのTHINKRに注目が集まる中、新しいエンターテインメントの創出に向けた一歩を踏み出しました。
詳細は公式サイト(https://thinkr.jp/)をご覧ください。