デュメンオレンジの新戦略
2023-01-25 09:00:02
デュメンオレンジが日本市場にダイレクトセールスを開始、魅力のある花苗を提供
デュメンオレンジの新事業戦略が日本上陸
2023年、デュメンオレンジジャパン株式会社は新たな事業戦略を発表し、日本国内の生産者に向けた「ダイレクトセールス」を開始すると発表しました。この取り組みは、花壇系及び鉢植えの苗を直接販売するものです。
デュメンオレンジは、オランダに本社を置く栄養系花卉種苗のブリーダーであり、世界中に育種拠点を持つグローバルな企業です。特に日本法人のダイレクトセールスは、これまで主に切花を扱っていた同社の事業に新しい風を吹き込み、未発根苗や発根苗といった多様なラインナップを提供します。
多種多様な品目が日本に上陸
ダイレクトセールスが開始される品目には、ポインセチアやカランコエ、ダリア、ペチュニア、カリブラコアなどが含まれています。特に、国内市場で流通していなかった海外の人気品種を取り入れることで、生産者に新たな商機を提供します。これにより、日本市場においても多色展開が魅力のミニポインセチアや、美しい花を持たないコリウス、エレガントなベゴニアなどの魅力的な植物を楽しむことができるようになります。
また、デュメンオレンジは、全国の代理店との連携を強化し、今後70以上の品目を市場に投入する計画です。この取り組みは、日本国内の生産者にとって新しい品種に触れる貴重な機会となるでしょう。
市場ニーズに応える製品
デュメンオレンジの社長、小原哲也氏は、「日本の生産者が求める耐病性に優れた高生産性の品種を提供するため、国内で苗を育てることは大きな変革だ」と述べています。競争が激化する農業市場において、デュメンオレンジの戦略は、特に資材高騰に苦しむ生産者にとって、非常に重要な要素となるでしょう。
デュメンオレンジは、業界が直面する様々な課題に対処し、新しい挑戦を通じて花業界全体を発展させる意志を示しています。
会社の背景と取り組み
デュメンオレンジジャパンは、2001年に設立され、カーネーションやマム、ガーベラといった幅広い商品を日本の生産者に向けて提供しています。デュメンオレンジ社の特徴は、革新的で付加価値の高い製品を開発するための強力な研究開発チームと、グローバルなサプライチェーンです。これにより、最新の育種技術を活かした高品質の花苗が常に市場に供給されることを保証します。
株式会社ハルディンとの提携により、デュメンオレンジは日本国内における流通体制を一層強化し、高度な受注生産体制を確立しています。これにより、製品がより迅速に消費者に届けられることになります。
未来への展望
デュメンオレンジのダイレクトセールスは、日本市場に新しい選択肢を提供するだけでなく、花業界の業者との連携を深化させる重要な一歩です。花壇系苗や鉢花を通じて、美しい庭や生活空間を提供し、さらには生産者の経済的な支援にも繋がることが期待されます。今後の製品展開と市場の反応に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
デュメンオレンジジャパン株式会社
- 住所
- 静岡県浜松市中区平田町60番地くろかねやビル2階
- 電話番号
-
053-451-4633