中央開発、水循環ACTIVE企業に認証!水源涵養から教育まで幅広い貢献
中央開発株式会社は、内閣官房水循環政策本部事務局が運営する「水循環ACTIVE企業登録・認証制度」において、「水循環ACTIVE企業」に認証されたことを発表しました。
この制度は、企業による水循環に資する取組の更なる促進を図るため、水循環に係る取り組みに関心を持つ企業や積極的に取り組む企業を登録・認証するものです。令和6年度に開始されたばかりの制度で、初年度となる今年は、99社が登録・認証されました。そのうち、積極的に水循環に貢献する取組を実施している89社が「水循環ACTIVE企業」として、取組に関心のある10社が「水循環CHALLENGE企業」として登録されました。
中央開発は、「水循環ACTIVE企業」の認証を、人材資源カテゴリーにて取得しました。これは、人材や資金、機材等を介して水循環に貢献する取組を積極的に行っていることが評価された証です。
中央開発の水循環への取り組み
中央開発は、1946年の創業以来、さまざまな事業を通じて水循環に貢献してきました。主な取り組みとして、以下の3つの例が挙げられます。
1.
水源地域の活性化に係る調査業務: 水源地域の活性化を促し、健全な水循環の維持・回復に資することを目的に、水源地域の課題を調査し、国勢調査の指標等から自治体を類型化します。課題が明確に現れている水源地域に対して、地域活性化の展開の可能性をまとめ、水源地域支援ネットワーク会議や水の里の特産品、水の里の旅コンテストなどのイベント運営支援、水源地域からの情報発信手法等について検討を行っています。
2.
水循環に関する普及啓発活動に係る教材等制作業務: 学校教育の場において、水循環に関する教育を推進するために、効果的な教材制作を行っています。子供たちに水の大切さや、水を大事に使う考え方、行動を身につけること、健全な水循環の維持・回復の大切さを理解してもらえるよう、分かりやすい教材づくりを心掛けています。
3.
適正な地下水の保全と利用のための管理方策検討業務: 地盤沈下を起こさずに揚水と涵養を行う方策、モニタリングしながら揚水量を制御し地下水を有効利用する方策についてケーススタディを行い、揚水規制を含む技術的検討を行います。環境省や自治体に対して、情報誌「全国の地盤沈下地域の概況」の作成、「全国地盤環境情報ディレクトリ」、「地下水採取規制に関した条例等」の検討などの支援も実施しています。
中央開発の会社概要
中央開発株式会社は、1946年に日本初の地盤コンサルティングカンパニーとして設立されました。戦後復興を目的にスタートし、国内における標準貫入試験の実用化を行うなど、地質調査業界のパイオニアとして、国内外のインフラ整備に関わるビッグプロジェクトに携わってきました。近年では、土木設計、情報解析、IoT機器を用いた防災コンサルティングなど、建設コンサルタントへと事業領域を拡大しています。さらに、”地質DX”と銘打ったデジタルトランスフォーメーションを推進し、点群データ活用やSfM処理技術、保有するボーリングデータを活用したAI分野での研究開発に取り組んでいます。建設コンサルタント業界における新たな価値の創造を目指し、積極的に事業を展開しています。
中央開発は、今後も水循環への貢献を続け、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。