災害対策を身近に！『おうち防災博』が金沢・神戸で開催

災害を見据えた「おうち防災」の重要性

近年、災害が身近に感じられるようになった今、防災の意識を高めることが必要です。日本財団は、『日本財団おうち防災博』を通じて、その重要性を再認識する機会を提供しています。このイベントは、金沢と神戸で開催され、実際の体験を通じて自宅での備えの大切さを伝えます。

イベントの背景

「おうち防災」とは、家庭での防災対策を強化することを意味します。特に、災害時には多くの人が自宅で避難生活を送ることが明らかになっています。総務省の調査によると、2011年の東日本大震災では、発災後3週間で避難所よりも在宅避難をしている人が倍以上いることが確認されています。最近では、能登半島地震でも多くの人が在宅避難を選ぶことが報告されており、自宅は現実的な避難先としての意識が求められています。

『日本財団おうち防災博』の内容

このイベントでは、参加者はさまざまな体験を通じて防災に関する知識を深めることができます。オープンウォークスルー形式で、以下のようなメイン体験が予定されています。

- 瞬間判断訓練: 5秒の制限時間内で、災害時の行動に関する2択の問題に挑戦します。
- 隠れ防災さがし: おうち防災が施された部屋を観察し、どこがそのポイントであるかを考えます。
- 備蓄の見直しガイド: 家庭での必要な備蓄量を見える化するための展示が行われます。
- イマドキ備食CAFE: 美味しい備蓄食料を実際に試食できるエリアも設けられています。

オリジナル防災グッズの配布

本イベントでは、参加者にオリジナル防災グッズ「みんな防災グッズ」を配布する予定です。これは、災害の各フェーズに応じた実践的なグッズセットで、実際に災害を経験した方の声を反映しています。

イベントの詳細

金沢会場: 2025年3月1日（土）、2日（日）

- 開催場所: 金沢駅東もてなしドーム地下広場（石川県）
- 参加費: 無料
- 対象: 防災に興味のある方

神戸会場: 2025年3月8日（土）、9日（日）

- 開催場所: デュオこうべデュオドーム（兵庫県）
- 参加費: 無料
- 対象: 防災に興味のある方

日本財団の取り組み

日本財団は、1962年から幅広い分野で活動しており、災害対策事業にも力を入れています。将来的には、地域社会やNPO、企業との連携を図りながら、災害に対する備えを一層強化していく予定です。災害はいつどこで発生するかわからないため、今から備えておくことが重要です。

知らないことを学び、実践することは、未来への備えとなります。日本財団の『おうち防災博』にぜひ足を運んで、一緒にその一歩を踏み出しましょう！