岡山大学が光創ネクサス第2回ミーティングを開催し、異分野融合を推進

岡山大学が光創ネクサス第2回ミーティングを開催

2025年8月5日、国立大学法人岡山大学は、津島キャンパスの創立五十周年記念館で「光創ネクサス」の第2回ミーティングを実施しました。この取り組みは、光を通じて異なる研究分野の連携を強め、新たなテーマや応用の創出を目指しています。全国各地から集まった研究者たちが参加するこのハイブリッド形式のイベントは、より広範な知識の共有に寄与しています。

ミーティングの流れ

ミーティングは、学術研究院環境生命自然科学学域の福田伸子教授の開会あいさつで始まりました。続いて、第1回ミーティングに出席できなかった参加者を含めた新メンバーが、それぞれの研究テーマや現在取り組んでいる研究について4分間のショートプレゼンを行いました。

このプレゼンテーションでは、研究者同士が自らの興味や活動内容について共有し、今後の共同研究につながる情報交換を活性化させる場となりました。参加者は、多様な研究分野にわたる知見を持つため、各自の研究に対する見解やアプローチが刺激となり、充実したやりとりが交わされました。

講演と質疑応答

続いて、異分野基礎科学研究所の特任准教授である千住洋介氏が「光による生命システムの理解と再構成」に関する講演を行い、森裕樹研究准教授が「複素多環骨格を基盤とした有機薄膜太陽電池材料の開発」について発表しました。これらの講演では、光を利用した研究の最前線に関する具体的な事例が示され、質疑応答も含めてさまざまな意見が交わされました。

自由討論と情報共有

その後、自由討論も行われ、医歯薬学分野の教員から光分野への共同研究者募集に関する情報が提供されました。また、岡山大学内の他の研究拠点の活動や、今後の拠点間連携についても話し合われました。このディスカッションでは「微生物エクスプローラーズ」など、他大学や企業とのさらなる連携を模索する活発な議論が展開されました。