NPO法人エティックの新たな取り組み
NPO法人エティック(エティック)は、東京都渋谷区に拠点を置く民間団体で、地域の共助力を高めるために様々なプロジェクトを展開しています。2023年8月23日から、災害後の復旧や復興を目指す「災害支援コース」の事前登録を開始しました。このプロジェクトは、休眠預金を活用した新しい取り組みの一環であり、国や地方公共団体が解決できない社会的課題に立ち向かうものです。
休眠預金活用事業の意義
休眠預金等活用法は、金融機関で10年以上取引がない預金を活用し、様々な社会問題の解決を目指す法律として2018年に施行されました。この法律の下、エティックは日本民間公益活動連携機構(JANPIA)から認可を受け、多様な災害支援を行うための資金提供を開始しました。特に、「地域の共助力・起動力を高める地域中間支援組織による防災・災害支援事業」に多くの力を入れています。
新たな支援プロジェクトについて
エティックは、災害支援コースにおいて、災害発生後の復旧や復興に関わる組織に対して、最大1,000万円の助成金を提供します。このコースは、災害発生時に迅速に反応できるよう、事前に登録を行う仕組みを設けています。登録を行った団体には、正式公募の案内が送付されるため、効率的な参加が期待されます。
事前登録のメリット
事前登録は、あくまで公募への応募を必須としないものの、勉強会や情報提供の機会が用意され、登録団体は申請に必要な書類の書き方について相談できる点が大きな魅力です。特に、管理体制や人的リソースに関する要件が求められるため、情報を共有することで準備が整いやすくなります。
エティックのビジョンとミッション
エティックは、「Move Forward」を掲げ、社会課題に挑戦する起業家型リーダーを育てることに専念してきました。約30年にわたり、質の高いビジネスプログラムを提供し、12,500名以上の若者がこのプロジェクトに参加しました。過去には、東日本大震災後の復興支援プログラムも展開し、多くの起業家をサポートしてきました。
言葉から行動へ
「こんなことをやってみたい」という個々の想いが、エティックの活動の根源です。この精神が、地域を支える重要な力になっているのです。課題解決に向けたヒューマンリソースの育成、ネットワークの構築に注力するエティックの活動は、確実に地域社会の力を底上げする役割を果たしています。
最後に
災害支援は単なる資金提供にとどまらず、地域全体の共助体制を築くことが重要です。多くの団体がこの事業に参画し、被災地の復旧に貢献できることを期待しています。興味がある方は、ぜひエティックのウェブサイトで詳細を確認し、事前登録に参加してみてください。
エティックの公式サイト