Facebook運用効果の新分析
2013-01-11 10:07:38
Facebookページ運用がもたらすマーケティング効果の新分析手法とは
Facebookページ運用の重要性とその効果
2010年頃から、多くの企業がTwitterやFacebookといったSNSの公式アカウントを開設してきました。これにより、企業は顧客との接点を広げ、ブランドの認知度を高めるための新たな手法を手に入れました。しかし、公式アカウント運営の目的や成功指標が明確になっていないケースも少なくありません。
エンゲージメントの重要性
先進企業のなかには「ファンやフォロワーの数」よりも「エンゲージメント率の向上」を目指しているところもあります。エンゲージメントが高まることで、顧客との結びつきが深まり、企業の活動への支持が増すといった効果が期待されます。しかし、このエンゲージメントがどのようにマーケティングに影響を与えるのかを理解するには従来の効果測定だけでは不十分でした。
新しい分析手法の登場
新たな調査手法では、公式アカウントのファンと非ファンに対して徹底的なアンケートを実施し、さらにファンのエンゲージメント履歴や活動状況を詳しく分析します。これにより、例えば「ファンになったことでブランドへの好意度が上がったのか」または「元々そのブランドに好意があり、ファンになった結果購入量が増えたのか」といった因果関係を検証できます。
Facebookページ運用の効果を可視化
この手法を用いることで、Facebookページのマーケティング効果を明確に把握できます。具体的には、ブランド名の想起率や購入意向といった指標をKGIとして設定し、これらがファンの過去の行動やエンゲージメントとどのように結びついているかを分析します。
KPIとKGIの関連
マーケティングの効果を把握するためにはKPI(重要業績評価指標)、KGI(重要目標指標)、LTV(顧客生涯価値)間の関連を理解することが不可欠です。調査結果によれば、ファンの中でもエンゲージメントが高い人ほど購買量や好意度が高い傾向があります。
実際の調査結果
特に日本航空やローソンといった企業の協力により、実施されたKGI測定では、ファンが非ファンに比べてブランドの想起率や購入意向が高いことが示されました。また、エンゲージメントの高いファンは、全てのKGIにおいて優れた数値を示し、エンゲージメントの重要性を再認識させる結果となりました。
ファンの意識変容
さらに、この調査によってファンになった後の意識変容も確認されました。もともとそのブランドに対して好意的だったファンは、より強いファン化が進む一方、あまり好意が高くなかったユーザーでも、商品の購入検討が増えるなど、新たな興味を持つケースが報告されています。
セミナーでの知見共有
この調査結果を基に、2013年2月13日に無料セミナーが開催される予定です。セミナーでは、JALやローソンのFacebook担当者が実際のデータをもとに、効果的なマーケティング手法について解説します。また、Twitterのアカウントについての調査結果も近日発表予定です。興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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株式会社トライバルメディアハウス
- 住所
- 東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 13F WeWork内
- 電話番号
-
03-6260-6628