JR東海グループのローカルメディア『conomichi』が環境省賞を受賞！

JR東海グループの『conomichi』が受賞

近年、地域とその魅力を訪れる人々とつなぐ新たなメディアの形が注目されています。そんな中、JR東海グループが展開する『conomichi（コノミチ）』が、環境省主催の「第13回グッドライフアワード」にて実行委員会特別賞「地球と人への想いやり賞」を受賞しました。この賞は、地球や社会の持続可能な未来の実現に向けた活動を評価するもので、非常に名誉あるものです。

『conomichi』とは？

『conomichi』は、地域とそこを訪れた人々との関係構築を深めることを目的とした共創型ローカルメディアです。JR東海グループの支援を受けながら、地域のさまざまなプロジェクトをサポートし、地域資源の魅力を発信することで共創の環を生み出しています。

その特徴的なアプローチは、「地域資源の再読」と「関わりしろのデザイン」という理念にあり、これによって自治体や企業との連携を強化し、地域活性化に寄与しています。また、2023年の事業開始以降、すでに27地域で4,000人以上の関係人口を創出しています。

環境省グッドライフアワードの意義

このアワードは、単なる賞ではなく、環境と社会に貢献する取り組みを広く認識させ、共有するための重要な機会でもあります。特別賞の「地球と人への想いやり賞」は、参加者が持つ「想いやり」の精神を評価するものであり、個々の思想が地域や地球全体にどのように影響を及ぼすかが問われます。

地域参加の重要性

日本政府が掲げた「地方創生 2.0 基本構想」では、「関係人口」が地域の未来を左右する重要な要素として位置づけられています。これにより、都市と地方の共生が進み、地域の担い手育成に寄与することが期待されています。最新の国土交通省の報告によれば、現在全国でおよそ2263万人が関係人口として活動しており、地域の発展に寄与する意欲を持った人々が存在しています。

このような背景の中、『conomichi』は、訪れる人々を地域に引き込み、「関係人口」を超え、「共創人口」へと進化させることを目指しています。未来を見据えた地域活性化には、単に地域に留まるのではなく、より深い関与が必要です。この変化を実現するためには、さまざまな視点を持つ人々が力を合わせ、地域の課題解決に向けて協力することが求められています。

これからの展望

『conomichi』は、今までの活動を基に、地域社会への貢献をさらに深めていく方針です。参加者同士が互いに知恵や情熱を持ち寄り、地域の変化を共に体感することが、新たな価値を生み出すと信じています。そのために新しいプログラムやイベントの開催も計画中です。

地域との直接的な関わりがもたらす新しい気づきや価値観の更新、そして地域自体の変容は、これからの『conomichi』の活動によって実現されるでしょう。人と地域がともに発展する姿を、これからも期待して注目していきたいと思います。