『WABISABI TOKYO』で高まる日本の食文化志向
2025年10月9日、東京都千代田区に本社を置く株式会社ノンピが新たに立ち上げる「WABISABI TOKYO」が、訪日観光客向けに新しい食文化体験を提供することが発表されました。このブランドは、日本の伝統美や静けさを食や空間で再解釈し、より質の高い観光体験を求める人々に向けた新たな価値を創造します。
増加する訪日外国人のニーズ
訪日観光業界は、コロナ前を超える勢いで成長しています。2024年には約3,689万人の外国人旅行者が訪れると予測され、前年比で27.6%の増加が見込まれています。しかし、観光地での混雑が課題となっている今、旅行者たちは「深い体験」「文化理解」「静寂な時間」を求める声を強めており、日本政府も「高付加価値で持続可能な観光地」づくりに邁進しています。
このような潮流に応える形で、WABISABI TOKYOは、静かで雅な空間の中、日本の“侘び寂び”を体感する機会を提供します。日本を代表する三味線奏者とのコラボディナーや、牧草牛の生産者を紹介する映像とともに楽しむ食事体験など、多様なプログラムが用意されており、観光の質を高める新たな試みとして注目されています。
質の高い食体験を重視
WABISABI TOKYOでは、会員制やプライベート予約といった仕組みを導入し、混雑を避けたゆったりとした時間を楽しむスタイルを提供します。ここは、通り一遍の観光体験が広がる中で、本物に触れる機会を提供する空間です。すべてのお客様に「本質を味わう場所」として、新たな価値を見いだしていただくことを目指します。
サービス概要
1.
会員制レストラン:日本の「侘び寂び」を反映したフルコースをお楽しみいただけ、旬の食材を使用した料理が提供されます。
2.
WABISABI CATERING:特別なイベントやパーティー向けに、テーブルコーディネートから料理まで全てを提供するケータリングサービスです。
3.
PRIVATE RESERVATION:企業イベントや誕生日会、結婚式の二次会などに対応した貸切プランで、個性的なシーンに最適です。
4.
STUDIO RENTAL:撮影やイベント、プライベートレストランとしても利用できるスタジオレンタルサービスです。
2人のシェフが紡ぎ出す食体験
WABISABI TOKYOの食体験は、2人の魅力的なシェフによって作り出されます。
- - 寺井幸也(Brand Exective Director):彼のケータリング事業「幸也飯」は素材重視の家庭料理が特徴で、多くの企業やイベントに対応しています。
- - 松田康平(Executive Chef):京都での修行を経て、国内外で活躍し、和を基にした新スタイルの料理を創造する総料理長です。
彼らの才能が日本の食文化を掘り起こし、旅行者へ特別な体験を提供します。
今後の展開
WABISABI TOKYOの展望として、日本国内での食体験の拡充に加え、パリなど海外主要都市への展開を計画しています。インバウンド市場を超えて、グローバルな食文化を広げていく意向を示しています。
この新ブランドが、訪日観光の質を変革し、訪れる人々に深い感動を届けることでしょう。