新しいギャラリー『a cup of gallery』の魅力とは
東京の台東区・蔵前に、まったく新しいタイプのギャラリー『a cup of gallery』が開店しました。この場所は、未来の自分に手紙を送ることができるユニークなお店「自由丁」の一角を占めています。
営業時間と利用条件
『a cup of gallery』の営業時間は限られており、早朝から午前中までのわずか4時間。事前予約が必要で、1時間に1組のみの入場となっているため、静かに作品を楽しむ環境が整っています。訪問者は、作品を観賞するだけでなく、軽食を楽しんだり、本を読んだり、作業をしたりすることができる自由な空間です。
プロジェクトの背景
このギャラリーを手掛けるのは、ARTELL株式会社のメンバー、里見隼汰さん、小山将平さん、高橋篤樹さんの3人です。彼らは、アートが一般の生活の中で気軽に楽しめる場所を増やしたいという思いを持っています。これまで、美術館を訪れなくてもアートを楽しむ方法を模索してきた彼らは、特にアート作品が作家の自宅にしまい込まれたままであることに強い懸念を抱いていました。
ギャラリーの設立意図
ARTELLは、様々な展示プロジェクトやサポートを行った経験の中から、初めて自身の運営するギャラリーを持つことを決意しました。自由丁の運営者の協力を得て、朝の時間帯を活用したこのギャラリーが誕生しました。里見さんは、「来ていただいた方にとって、何かしらの気づきを持ち帰ってもらえる場所でありたい」と熱い想いを語ります。
ギャラリーの仕様
『a cup of gallery』は、毎月末に開催される企画展が行われる予定で、第一回目の予約が開始しています。利用にあたっては、室料3000円(税込)で、最大4名まで利用可能です。また、訪問者には朝にぴったりの飲み物が用意され、軽食を持ち込むことも可能です。
第1回目の開催概要
- - 会期: 2021年2月21日~28日
- - 営業時間: 平日:AM7:00~AM11:00、土日祝:AM7:00~AM10:00
- - 場所: 蔵前「自由丁」
- - 予約URL: こちらから
ARTELLのビジョン
ARTELLの設立から、どのようにしてアートを日常に取り入れる機会を増やせるかを考え続けています。ARTELLの他のプロジェクトには、企業や施設にアートを導入する『OFFICE GALLERY』や、Googleのホーム画面でアート鑑賞ができる『一番地 / 1BANCHI』があります。
自由丁について
自由丁は、忙しい日々の中で自分を見つめ直せる場所。感情や思いを自由に書き留められるこの空間が、人々にとっての心の安らぎの場となることを目指しています。
結論
台東区・蔵前に登場した『a cup of gallery』は、単なるアートギャラリーにとどまらない、訪れる人々に多様な体験を提供する場です。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。