愛知県半田市で母子手帳アプリ『母子モ』の運用がスタート！子育て支援に一役

愛知県半田市に母子手帳アプリ『母子モ』が導入！

愛知県半田市で、母子手帳アプリ『母子モ』が5月1日より提供を開始しました。このアプリは『親子健康手帳アプリHA☆DE★CO（はんだで子育て）』として、市の子育て支援施策の一環に位置しています。半田市は、人口減少などの社会的課題に対応するため、「若い世代に選ばれるまち」を目指し、出産・子育て環境の整備を進めています。

デジタル母子手帳の必要性とメリット

近年では、紙の母子健康手帳のデジタル化が進んでおり、『母子モ』はその流れにぴったり合致したものとなっています。このアプリは、全国の720以上の自治体で導入されており、妊婦や子どもの健康記録を一元管理することができます。これは、こども家庭庁が令和8年度から進める電子版母子健康手帳の普及に先駆けた取り組みとも言えるでしょう。

アプリを活用することで、予防接種のスケジュールや健診結果をスマートフォンやタブレットで簡単に管理できます。さらに、クラウド上にデータが保存されるため、万が一の紛失時にも安心です。転居や機種変更といったライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる点が特徴です。

半田市の子育て支援施策

『母子モ』が導入された背景には、市が行っている様々な子育て支援施策があります。半田市では、妊児や保護者への伴走型相談支援を行っており、パパママ教室を開催したり、産後のサポートとして「すこやかベビー応援コール」を実施しています。さらには、栄養士や歯科衛生士を招いた離乳食講習会など、妊婦や子育て世帯に向けた安心できる環境づくりを推進しています。

『母子モ』は、これらの取り組みをさらに便利に活用できるツールとなります。育児に忙しい保護者に向けて、必要な情報を提供したり、家族間でデータを共有したりできる機能を搭載しています。特に、育児日記として利用できる「できたよ記念日」機能は、子どもの成長段階を記録することが可能で、保護者の思い出にもなります。

市長のコメント

半田市の久世市長は、『親子健康手帳アプリHA☆DE★CO』の導入に際して、妊娠期から子育て期までの支援を一貫して強化し、出産・子育てのしやすい環境を整備していることを強調しています。アプリは、親や保護者が育児の際に抱える不安や負担を軽減することを目指し、情報配信機能や記録管理機能を充実させているとのことです。