ジンベイ株式会社、横浜市の支援を受け次世代OCR技術の実証へ

ジンベイ、横浜市の助成で次世代OCR技術を推進

神奈川県横浜市に本社を構えるジンベイ株式会社が、「テック系スタートアップ実証実験等支援助成」の公募において、"ジンベイGenOCR"というプロジェクトが助成対象として選ばれました。この助成を活用して、ジンベイは次世代のOCRエンジンの高度化と社会実装に向けた実証実験を推進していきます。

ジンベイGenOCRとは

ジンベイGenOCRは、極めて高精度に帳票や書類を読み取るAI OCRソリューションです。特に経理や総務の業務において、データ入力や確認、仕訳作業を自動化することを目的としています。この技術は、独自に開発されたLLM（Large Language Model）と連携する文書解析基盤を使用し、文脈を理解しながら必要な情報を効果的に抽出する能力を備えています。そのため、従来のOCRが苦手とする多様なレイアウトや書式にも柔軟に対応できることが特徴です。

今回の助成の背景には、ジンベイGenOCRが提案する文書理解アルゴリズムの強化と、行政および民間領域での実証プロジェクトの具体的な計画が高く評価された点があります。この助成金により、必要な演算資源やデータ環境が整備され、迅速に社会実装が進むことが期待されています。

今後の展望

ジンベイは、生成AIやOCR技術を駆使することで、依然として紙帳票に依存する業務の効率化を図り、自治体や企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を促進することを目指しています。特に、製造業や建築業、不動産業、SaaS開発企業、金融業、物流業、通信業、小売業など、幅広い業種に対応するサービスを展開し、業務の自動化や情報の正確性向上に寄与することが見込まれています。

採択の詳細

採択された公募の名称は「横浜市」、実証実験計画の名称は「生成AIを活用した社内文書データ入力・資産化支援AIOCR『ジンベイGenOCR』機能検証プロジェクト」となります。このプロジェクトは、異なるレイアウトや手書き文字を含む書類の自動化に特化しており、工数削減を実現することが期待されています。

詳しい情報や今後の進展については、ジンベイの公式ホームページや採択結果公表ページを通じて公開されます。ジンベイ株式会社は「働くを変える」というビジョンを掲げ、最新の技術を活用しながら業務のデジタル化を推進しています。法人設立は2024年5月24日で、今後の成長が非常に楽しみです。