免税手続きの新革命
2025-01-29 12:30:40

訪日客に優しいショッピング体験を提供する「PIE VAT Station」の新設

新たな免税カウンター「PIE VAT Station」がオープン



千葉県千葉市に位置する「三井アウトレットパーク 幕張」では、訪日客様のための便利なショッピング環境を提供するため、2025年1月25日にデジタル免税カウンター「PIE VAT Station」がオープンします。この新しいカウンターでは、訪日客が手軽に免税手続きを行える仕組みが導入されます。

従来の免税手続きは複雑で、多くの時間を要しましたが、「PIE VAT Station」により、これまで83店だった免税店舗が96店に拡大し、訪日客は各店舗で個別に手続きを行う必要がありません。これにより、商業施設内での買い回りや売上の向上が期待されています。さらに、「PIE VAT Station」では、消費税を支払い、その後アプリ「PIE VAT」を利用してキャッシュレスで払い戻しを受ける「リファンド方式」に対応しています。

「PIE VAT Station」のメリット



この新しいカウンターは、商業施設にとっても訪日客にとっても多くのメリットを提供します。商業施設や商店街のオーナーは、改正後の免税制度へのスムーズな移行が可能になります。また、免税店舗数の増加を通じてインバウンド売上の向上が期待できます。さらに、加盟店全体の免税取引データを収集し、分析することも可能で、商業施設のインバウンドマーケティングに役立ちます。

訪日客にとっても大きな利点があります。アプリ「PIE VAT」を使用することで、複数店舗での購入を合算して免税手続きが可能となり、各店舗で待つことなくショッピングを楽しむことができます。また、免税対象金額に届きやすくなるため、より多くの商品が免税の恩恵を受けることができます。

新たな免税制度への対応



2026年11月1日には、日本の免税制度が「リファンド方式」に移行する予定です。これにより、訪日客は商品の購入時に消費税を支払い、出国時にこの税金を返金される仕組みになります。「PIE VAT Station」は、この改正に対応するために設計されており、商業施設は導入することで、変更に伴う手続きをスムーズに行うことができます。このようなシステムの導入は、施設の運営者にとっても、大変魅力的な選択肢となるでしょう。

ビジネスへの影響



最近、訪日客の数は急激に増加し、2024年には約3,687万人に達すると予測されています。これに伴い、訪日客の旅行消費も過去最高を更新し、観光業界にとってのチャンスが広がっていますが、同時に人手不足やオーバーツーリズムなどの課題も浮上しています。Pie Systemsは、こうした社会的な課題に対して、デジタル免税手続きを推進することで解決を目指しています。

まとめ



「PIE VAT Station」の導入は、訪日客にとって快適なショッピング体験を提供するだけでなく、商業施設の売上向上にも寄与することが期待されています。テクノロジーを活用した免税手続きは、訪日客のニーズに応える重要な要素となるでしょう。事業者の皆様にとっても、新制度への移行を容易にし、より効率的にインバウンド市場にアプローチするための良い機会となることは間違いありません。


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会社情報

会社名
株式会社Pie Systems Japan
住所
東京都中央区 銀座6丁目10-1GINZA SIX13階
電話番号

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