i-Reporterで業務改善
2025-11-06 13:52:35

備後漬物株式会社がi-Reporter導入で業務効率化と正確性向上を実現

現場帳票システム「i-Reporter」の導入事例



備後漬物株式会社は、1946年に設立された食品メーカーで、長年の歴史を持ち、漬物業界でのリーダー的存在となっています。その品質管理の取り組みが評価され、「FSSC 22000」を取得していることからも、その姿勢が伺えます。今回、同社が現場帳票システム「i-Reporter」を導入したことで、業務プロセスが如何に改善されたのかを見ていきましょう。

DX推進の背景と必要性



漬物の製造は多くの工程から成り立っており、それぞれの工程で記録管理が求められますが、備後漬物ではこの課題に直面していました。紙での記録は、面倒で時間がかかり、紛失のリスクも高いことから、デジタル化の必要性が高まっていました。特に、製造記録の管理や品質評価においては、毎日30分もの時間を掛け、年間182時間もの工数が必要だったのです。

さらに、ラミネート加工紙を使った運用が行われていましたが、湿気や水でインクがにじんだり、手書きの筆跡が読みにくかったりする問題も発生していました。特に外国人スタッフの手書き記録は、読み取りの困難さを招き、数字の誤解を生んでいました。これらの課題に対処するため、備後漬物はi-Reporterの導入を決定しました。

i-Reporter導入のプロセス



i-Reporterの導入にあたり、備後漬物ではDX推進室と各部門の連携を強化しました。最初は1ラインからの実施で始まり、現場からのフィードバックを元に徐々に展開を広げました。i-Reporterは、既存の帳票レイアウトを維持しつつ電子化できるため、初期の学習コストを抑えられたのも大きなポイントです。

業務のデジタル化による効果



1. 製造記録の管理改善
i-Reporter導入前は、製造記録の分類に多くの時間がかかっていましたが、デジタル化によってこの手間が完全にゼロになりました。記録もデジタル提出となり、紛失リスクが完全に排除されました。これにより、年間182時間の工数削減が実現しました。

2. 品質評価の向上
白菜の受け入れ品質評価も改善されました。評価データを数値化することで、客観的な評価が可能になり、農家からのフィードバックも向上しました。

3. 設備点検の効率化
排水処理などの設備点検もiPadを使ってデジタル化されました。雨天時でも影響を受けず、手入力の必要がなくなったため、業務が効率化されました。

4. 外国人スタッフの記録精度向上
手書きの代わりに、プルダウンメニューや数値入力ができるようになり、外国人スタッフの記録精度が向上しました。i-Reporterは海外でも利用されるツールであり、スタッフが使いやすくなっています。

今後の展望



備後漬物では、デジタル化によって得たデータを活用し、生産計画や効率的な機械稼働を模索しています。これにより、さらなる業務の円滑化と効率向上を図ることが期待されています。i-Reporterを中心としたデジタルトランスフォーメーションが、今後の競争力を支える重要な要素となることでしょう。

会社概要



  • - 創業:1946年(昭和21年)
  • - 本社:広島県福山市
  • - 事業内容:漬物・キムチの製造販売

このように備後漬物は、i-Reporterの導入を通じて業務効率と記録の精度向上を実現し、今後もさらなる発展が期待されます。詳しい情報は、こちらのリンクからご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社シムトップス
住所
東京都品川区上大崎2-25-2新目黒東急ビル10F
電話番号
03-5721-4610

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