secondz digitalが資金調達を実施
2023年、神奈川県横浜市に本社を構えるsecondz digital株式会社が、3億円の資金を調達したことが発表されました。この資金調達は、シリーズAラウンドのファーストクローズの一環として、既存の投資家であるジャフコグループと、新規投資家である住商ベンチャー・パートナーズが共同でリードしたものです。
AIによる企業成長の促進
secondz digitalは、エンタープライズ企業における顧客接点のAIネイティブ化を支援することを主な業務としています。特にAIブランドエージェント「secondz Agentsense」の開発に力を入れており、営業革命を進めるための戦略コンサルタントやAIエンジニア、FDE(Forward Deployed Engineer)を積極的に採用していく方針です。これにより「Agent-Led Growth」の実現を目指します。
昨今のデジタル化の波を受け、顧客接点は従来の検索や広告からAIによる新たな方法へシフトしています。この変化は「エージェントシフト」と呼ばれ、顧客が商品やサービスを選ぶ際の情報収集方法にも影響を与えています。実際、日本における生成AIの利用率は約37%に達し、AIの助けで商品を購入した経験がある人は47.5%にのぼるという調査結果もあります。
消費者行動の変化
このような変化により、消費者は自身で情報を探すのではなく、AIに探索と比較を任せる「委譲型(Delegation Model)」のスタイルに移行しています。AIは単なる情報収集だけでなく、候補の絞り込みや実行支援まで担い始めているため、企業にとってAIに正しく評価されることが新たな顧客接点の前提となっています。
企業内でもAIアシスタントの導入が急速に進んでおり、Microsoftによれば、Fortune 500企業の約70%がMicrosoft 365 Copilotを利用しているとのことです。日本のリーダーの79%が今後12〜18か月以内にデジタルワークフォースでの拡大を見込んでいますから、営業業務にもAIエージェントの活用が特に注目されています。
「Agent-Led Growth」とは
secondz digitalが目指す「Agent-Led Growth」は、AIエージェントを前提とした新たな顧客接点の創出を意味します。従来型の情報収集に頼らず、AIが企業を理解し、推薦するという形に進化する必要があります。これにより、消費者が商品を選び、商談へ進むプロセスが効率的に再設計される見込みです。
具体的には、営業プロセスにおいてAIが事前調査や顧客理解、仮説構築を担当し、人間が対話や関係構築に集中するスタイルへ移行します。また、マーケティングの観点では、公式サイトや導入事例などの情報をAIが利用しやすい形に整備する重要性が高まります。
secondz Agentsenseの機能
secondz digitalが提供する「secondz Agentsense」は、AI時代における企業やブランドのAIプレゼンスを分析・改善するためのプラットフォームです。重要なAIプラットフォーム上で自社及び競合の認知状況や評価を可視化するだけでなく、特許出願中のエージェントを活用した改善提案も可能です。このサービスは、B2B・B2Cマーケティングやグローバル戦略など多様なビジネス領域での利用が期待されるものです。
まとめ
secondz digitalは「未踏に挑む人たちを、毎秒増やす」というミッションを掲げ、AIエージェントの開発やAIコンサルティングなど幅広い活動を行っています。今後の成長が非常に楽しみな企業です。AIエージェント時代に向けた確かなビジョンを持つsecondz digitalの取り組みに、今後も注目が集まることでしょう。