新評価技術で高回転化
2026-03-30 12:06:14

EV駆動ユニットの新評価技術で高回転化を実現する新ソリューション

EV駆動ユニットの高回転化を支える新技術



JFEテクノリサーチ株式会社が、自社の高度な材料評価技術を活かし、EV(電気自動車)駆動ユニットの高回転化に向けた新しい評価ソリューションを提供することが発表されました。このソリューションは、株式会社テクニカルサポートと連携し、高速ダイナモ試験技術を核に設計されています。

高回転化の必要性と技術的な背景



近年の自動車業界では、車体の設計を可能な限り最適化するため、ユニットの軽量化および小型化が進められています。特に、モータ、インバータ、減速ギヤから成るe-Axleの構成要素が高出力密度を必要とするため、モータの高回転化が一つのトレンドになっています。しかし、高回転化に伴う技術課題も多く、発熱や振動、絶縁、強度などが懸念されています。そのため、ギヤの冷却や潤滑方法の最適化が極めて重要です。

新しい評価ソリューションの特長



この新ソリューションの核となるのは、テクニカルサポートが保有する高速ダイナモ試験技術と、JFEテクノリサーチが持つ高速度カメラによる特殊な計測技術です。これにより、ギヤに供給される冷却油が高速回転中に如何に付着し、飛散するのかを詳細に観察できるようになります。このプロセスには、流体解析を組み合わせて、冷却油の挙動を数値的に評価します。

実験では、ATF(有効温度での自動車用のオイル)を供試油として使用し、液滴径や供給量を調整した滴下方式を採用しています。また、実験は室温で行われますが、必要に応じて温度の変更にも対応可能です。

試験の構成要素


  • - 供試体ギア: e-Axle用のギア
  • - 供試体油: ATF
  • - 最高回転数: 24,000 rpm
  • - 冷却潤滑方法: 液滴方式
  • - 撮影手法: 高速度カメラ
  • - 解析ツール: Particleworks 8.1

このようにして得られたデータを基に、冷却油の効果的な到達と付着について、実際の動作環境の下で新たな知見を得ることが可能になります。

期待できる成果と展望



本ソリューションは、自動車メーカーや部品メーカーに向けた開発支援に大きな影響をもたらすことが期待されます。新たな冷却潤滑機構の開発や、従来方式の設計最適化、高効率化を進めるための貴重なデータを提供し、EV駆動ユニットの信頼性向上や高効率化に寄与することが可能になります。
また、JFEテクノリサーチは、今後異なる冷却手法を検討しつつ、さまざまな領域に対応した評価技術やサービスを充実させる計画です。

この新評価技術により、EV市場における競争力向上が加速することを期待しています。詳細については、公式ウェブサイトでもご確認いただけます。
公式サイトはこちら



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会社情報

会社名
JFEテクノリサーチ株式会社
住所
東京都千代田区大手町一丁目6番1号 大手町ビル4 階
電話番号
03-5877-5612

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