新サービス「ReBid」がもたらす資源物回収の新時代
福岡県北九州市に本社を置く株式会社ビートルマネージメントが、新しい電子入札サービス「ReBid」を発表しました。このサービスは、段ボールなどの資源物を効率良く回収し、その価値を最大化することを目的としています。これにより、環境への負荷を軽減しながら、排出事業者と回収業者の双方にメリットをもたらす仕組みを実現しています。
「ReBid」とは何か?
「ReBid」は、エリアごとにさまざまな排出事業者から資源物を集め、電子競争入札方式で買い手が単価を提示できる新しいサービスです。これにより、従来の取引で課題となっていた以下の点を解決します。
- - 適正単価の実現:どの資源物も低単価で取引されることが多いため、それを改善し、価値を最大限に引き出すことができます。
- - 効率的な回収:以前は広範囲にわたる分散した回収作業が、エリアごとに集約されることで効率が向上します。
- - 環境負荷の削減:回収効率が改善されることで、CO₂排出量を効果的に減少させることが期待されます。
- - 電子入札による透明性:従来の見積り方式とは異なり、リアルタイムでの入札状況を確認できるため、取引の公正性が高まります。
開発の背景
これまで、ビートルマネージメントは多くの排出事業者に対して一元管理サービス「bee-net」を提供してきました。お客様からは、「現在の単価が適正か」を確認したいとの声や、「回収方法により効率を上げたい」とのリクエストが寄せられました。このフィードバックを基に、「ReBid」は開発されました。特に、このサービスは電子入札形式を採用しており、個別見積りの手間を最小限に抑えつつ、透明性の高い取引を実現しています。
オークションのシステム
「ReBid」の電子入札は、おおむね3ヶ月ごとに開催され、必要に応じて実施時期が変動することもあります。排出事業者は、出品したい段ボールなどの資源物をReBidに登録し、回収業者は指定された期限内に入札します。そして、最も高い価格を提示した業者が落札権を得る仕組みです。
初回入札の結果
「ReBid」の初回オークションは2024年11月に関東エリアで行われ、その結果は注目に値します。平均単価はおよそ12円/kgで、最大400万円以上の利益が発生した企業もあり、参加した企業は全てが利益を上げたという報告がされています。実際に利用した事業者からは「従来よりも高い価格で売却できた」との評価も受けています。
ターゲット層
「ReBid」は特に、以下のような事業者にとって有益です。
- - 大量の段ボールや有価物を排出する企業(スーパーや物流倉庫、製造工場など)
- - 適正な買取価格を見直したいと考える企業
今後の展望
この「ReBid」は、今後さらなる展開を計画しています。
- - 全国展開:関東エリアに限定せず、全国の事業者が参加できるようにします。
- - 対応品目の増加:段ボール以外のさまざまな資源物や有価物を出品可能にします。
- - 利便性の向上:プラットフォームの使いやすさを向上させるためのアップデートも行う予定です。
会社情報
福岡県北九州市に本社を置く株式会社ビートルマネージメントは、1998年の設立以来、廃棄物処理の一元管理と関連システムの開発に取り組み、より持続可能な社会の実現を目指しています。興味のある方は、ぜひ
公式サイトをご覧ください。