オイシックスの25年の歴史をアートで感じる
食品サブスクリプションサービスを中心に事業を展開しているオイシックス・ラ・大地株式会社は、2025年11月24日までアートイベント「食のジャーニー」を開催中です。本イベントは、同社の25年間の歩みをアートで表現する試みとして、多くの来場者から熱い注目を集めています。
25年の歴史をアートで発信
オイシックスは2000年に設立され、以来「食の社会課題をビジネスで解決する」ことに力を注いできました。この節目を迎えるにあたり、企業の理念や価値観を新たに共有することが必要だと考えました。
一般的な社史では、創業者の視点やM&Aなどのビッグイベントが重視されることが多いですが、オイシックスは「日々の営みの積み重ね」が重要だと捉えています。それゆえ、アートを通じて、各社員や生産者、顧客の視点も取り入れた「感じる社史」を形にすることを目的にしました。
「25歳の地図」とは
このアートプロジェクトの中心となる作品は、中﨑透氏によって制作された「《25歳の地図》〜美しい夢、果てしない坂〜」です。この作品では、オイシックスの36のメインストーリーと13のアナザーストーリーが描かれています。来場者からは、「歴史にまつわる実物とアートが融合していて興味深かった」という声が寄せられるなど、様々な反響を呼んでいます。
展示が開催されているゲートシティ大崎では、社員だけでなく地域住民も参加することができ、アートを通してオイシックスの歴史や理念に触れる貴重な機会となっています。好評につき、メインストーリーの展示期間は2025年12月19日まで延長されることが決まりました。
社員の自主的な取り組み
新たなアートプロジェクトは、オイシックスの「ダブルミッション制度」によって実施され、多くの有志社員が関わっています。この制度は、業務時間の20%を他の活動に充てることができ、プロジェクトマネジメントや企画設計など、成長の機会を提供しています。
今回のアート展示は、「大地の芸術祭プロジェクト」と連携しており、越後妻有地域とのコラボレーションを通じて、地域アートの支援にもつながっています。社員はアーティストのトークイベントや作品鑑賞ツアーを企画することで、アートへの理解を深める取り組みを進めています。
アートがもたらす新たなインスピレーション
アート表現を通して、オイシックスは企業としての責任や価値を再認識する機会を提供しています。実際に作品を体験した社員からは「アート展示という新しい試みで多くの学びが得られた」などの意見が上がっており、プロジェクトは新たなインスピレーションをもたらしました。
このアート展示は、オイシックスの歴史を知るだけでなく、未来への希望を感じさせる内容となっています。食の安全や持続可能な社会の実現を目指すオイシックス・ラ・大地の姿勢が、これからも多くの人々に届くことを期待しています。
まとめ
オイシックスの25年を飾るアート作品は、企業の理念や歴史を新たな視点から表現する重要な取り組みです。展示は2025年12月19日まで、東京都品川区のゲートシティ大崎で開催されています。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。アートを通じて感じるオイシックスの歩みと未来の可能性を、一緒に体感しましょう。