日本骨髄バンクが業務のデジタル化に成功
公益財団法人である日本骨髄バンクは、血液難病に苦しむ患者を支える重要な機関です。1991年の設立以来、造血幹細胞の移植を希望する患者とドナーを繋ぐ役割を果たしています。最近、彼らは株式会社レコモットのモバイルセキュリティプラットフォーム「moconavi」を導入し、業務の効率化と情報管理のセキュリティ向上を図る取り組みを始めました。
これまで日本骨髄バンクは、FAXや紙帳票に大きく依存した運用方法を取っていました。このため、コーディネーターは大量の書類と向き合い、また病院など外出先での運用のため紙媒体の管理には常に紛失リスクが伴っていました。この状況を改善するため、同機関は「FAX-moconavi化プロジェクト」を立ち上げ、業務のデジタルシフトを決意しました。
FAXからの脱却と業務効率化の推進
このプロジェクトでは、運用フローを再設計し、基幹システムから生成されたPDFデータを安全に「moconavi」上で扱えるようにしました。これにより、従来のFAX依存から脱却が実現されたのです。導入後、コーディネーターが扱う紙の量は約3分の1に減少し、これに伴い事務局での返却・照合作業の負担も軽減されました。また、外出先からでもスマートフォンやタブレットを介して情報確認が可能になったため、即時対応が求められるコーディネート業務のスピードが格段に向上しました。
さらに、端末に個人情報を保持しない仕組みが整ったことで、万が一の情報漏洩リスクが大幅に軽減されました。このように、moconaviの導入はコーディネーターにとって心理的な負担をも軽減したと言えます。
今後の展望とさらなるデジタル化
日本骨髄バンクでは、今後も業務のさらなるデジタル化を進め、完全なペーパーレス化を目指しています。また、「社内Wiki」などの構築を通じて、コーディネーターが必要な情報に即時にアクセスできる環境を整備することも視野に入れています。コーディネーターが現場で生じる疑問に対して、その場でマニュアルを確認できる仕組み作りを進めているのです。
「moconaviの導入により、我々の業務は大きく変わりました。今までの過去のやり方に囚われず、より効率的に命を繋ぐ活動を行っていきたいです」と日本骨髄バンク総務部システムチームの竹村氏は語っています。
moconaviとは
「moconavi」は、スマートフォンやタブレット、PCなどからデータを残さず安全に社内システムやクラウドサービスへアクセスできるリモートアクセスサービスです。約1,700社で34万ID以上が利用されており、企業のモバイルワークやBYODの推進を支援しています。便利用とセキュリティを両立させる「moconavi」は、今後も多くの組織でのデジタル化推進に寄与していくことでしょう。
日本骨髄バンクのmoconavi導入に関する事例は、デジタル化の重要性と未来の業務運営のあり方を考えさせるものです。今後の進展が期待されます。