日本酒・本格焼酎・泡盛の魅力を五感で体験した「國酒フェア2025」

2025年6月14日（土）から15日（日）にかけて、大阪の南港ATCホールで開催された「國酒フェア2025」では、全国各地から集まった日本酒や本格焼酎、泡盛を楽しむ機会が提供され、多くの酒ファンが訪れました。このイベントは、日本酒造組合中央会が主催するもので、初めて大阪で実施されました。会場には日本酒1,149銘柄、本格焼酎・泡盛302銘柄が集まり、339の日本酒蔵元が一同に顔を揃えました。

多様な酒を一堂に体験

会場内では、日本各地のブースが設けられ、それぞれの地域に特有の魅力を持つ日本酒が展示されていました。参加者たちはブースを巡りながら蔵元との直接対話を楽しむことができ、リアルな交流を通じて貴重な体験を得ました。ある来場者は「憧れの蔵元さんの話を直接聞きながら飲めるなんて最高！」と興奮気味にコメント。また、別の訪問者は「45都道府県の日本酒を全部回りたい」と意気込みを見せるなど、熱気に満ちた雰囲気が広がっていました。

日本酒体験コーナー

特に注目されたのは、温度の違いによる味や香りの変化を実際に体験できる「初めての日本酒体験コーナー」です。このコーナーでは、温度やタイプ別に日本酒を試飲することができ、新たな、お酒の楽しみ方を広げてくれました。「今まで味わっていた感覚と全く違う」と感動する若い女性の姿が印象的でした。

日本酒セミナー

また、日本酒に関するセミナーも充実しており、チーズとのペアリング実演や地元大阪の酒の歴史を振り返る内容が展開されました。参加者からは「日本酒とチーズの組み合わせが意外で新鮮」との声も聞かれました。地域限定の特長や酒の作り手の話を直接聞くことで、参加者たちは日本酒の奥深さに触れたようです。

本格焼酎・泡盛フェアの魅力

日本酒だけでなく、本格焼酎や泡盛をテーマにしたフェアも注目を集めました。鹿児島や沖縄から集まった蔵元たちが提供した302銘柄は、来場者たちに新たな飲み方への挑戦を促しました。特に、バーカウンターで提供された焼酎カクテルは、多くの参加者から高い評価を得ていました。「一流ホテルのような空間で、大変お洒落」と、女性たちからの嬉しいコメントが飛び交いました。

酒に合うつまみの祭典

さらに、「うまいもん祭」では関西ならではの厳選おつまみが用意され、酒との絶妙なペアリングが楽しめました。この祭典は「酒好きのための食の祭典」として好評を博し、参加者の満足度は高かったようです。「低脂肪でヘルシーなものが多く、お酒との相性も抜群」との声が上がりました。

伝統と革新の融合

「國酒フェア2025」では、伝統的酒造りに関する展示も行われました。ユネスコ無形文化遺産に登録された“伝統的酒造り”をテーマにしたコーナーでは、酒造りに欠かせない素材や技術を学び、参加者たちはその深さと魅力に触れました。「酒造り唄の実演は感動的だった」との感想もあり、業界の魅力を多くの方に伝える貴重な機会となりました。